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[CD] Collection Selmer La Saxophoniste Marcel Mule

Collection Selmer Marcel Mule


Collection Selmer La Saxophoniste Marcel Mule
Marcel Mule(saxophone), Quatuor de saxophones M.Mule
Ossia 1005/2 (r)1954-56
 ・アンダンテと紡ぎ歌(F.デクリュク)
 ・インプロヴィゼーションとカプリス(E.ボザ)
 ・スポーティヴなソナチネ(A.チェレプニン)
 ・ヴァルス形式のカプリス(P.ボノー)
 ・サクソフォン協奏曲より第2楽章(H.トマジ)
 ・ディヴェルティスマン(P.M.デュボワ)
 ・ゴイェスカスより間奏曲(E.グラナドス)
 ・シシリエンヌ(P.ランティエ)
 ・サクソフォン・ソナタ(D.ラザルス)
 ・サクソフォン・ソナタ(P.クレストン)
 ・プロヴァンスの風景(P.モーリス)
 ・バスク人(P.ランティエ)
 ・4つのエチュード・カプリス(A.マシアス)
 ・サクソフォン4重奏曲op.102(F.シュミット)
 ・サクソフォン4重奏曲op.109より(A.グラズノフ)
 ・前奏曲とコラール・ヴァリエ(A.ボルサリ)
 ・トランペットとアルト・サクソフォンのための2重協奏曲(J.リヴィエ)



サクソフォンの神様と呼ばれるマルセル・ミュールが、1954-56年にセルマー社に33rpmLP録音した音源で、おそらくかなりの音源が流通する正規録音としては初CD化になります。当時ミュールは50歳代半ば、録音のせいもあると思いますが、初期の録音と基本的な奏法や姿勢に変化はありません。

まだクラシカル・サクソフォンのレパートリーも少なかった活動初期の1920年代は、録音のほとんどが名曲からの編曲でした。しかしそれから30年後このアルバムが録音されたころにはミュール自身の尽力の結果ほとんどがオリジナルの作品を揃えることができるようになりました。

このCDから聴こえてくる舌や指の存在を忘れそうになるほど闊達なテクニックにも驚くけれど、聴くべきところはそこではありません。その奥にあるのは音楽に対する敬愛、サクソフォンに対する情熱、どんな小曲にも尊敬と愛情を持って一曲一曲を大切に吹いている姿こそ聴きとってほしいところです。サクソフォンのよさを表現できる曲(←ここ大事なところ!)を委嘱し演奏を繰り返し、あるいは自ら編曲を施して披露し、まだメジャーでなかったクラシックの中でのサクソフォンを広めようとした情熱の結果がアルバムに集約されています。

それにしても、これらのアルバムが50歳代半ばにしてほとんど最後期の録音であるのがなんとも残念。引退が早かったからこそ、実質的な後継者であるダニエル・デファイエの活躍に繋がったということなのでしょうけれど。ミュールが100歳で没して10年経ちますが、存在意義はけして小さくなることがあってはなりません。
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  1. 2011/12/30(金) |
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[CD] Joel Versavaud(sax) "Un Souffle Continu"




Un Souffle Continu
Joel VERSAVAUD(saxophone)
Skarbo DSK1104 (c)2011
 ・無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番BWV1004より(J.S.バッハ)
 ・無伴奏フルートのためのパルティータBWV1013より(J.S.バッハ)
 ・無伴奏チェロ組曲より(J.S.バッハ)
 ・無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番BWV1003より アレグロ(J.S.バッハ)
 ・無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番BWV1005より アレグロ(J.S.バッハ)



クリスチャン・ローバの作品をはじめコンテンポラリー作品のエキスパートと思っていたヴェルサヴォー氏の新しいアルバムは、バッハの無伴奏作品集。まさかと思いつつも、やっぱりベースはバッハなのかな、とちょっと納得するところもあります。

ソプラノからバリトンまで楽器を変え、バカテクぶり(下品な表現失礼)が伝わってきます。全体にスピードはやや速めで、曲によっては循環呼吸を使い、あるいは高音域を駆使し、サクソフォンにしか、いや、ヴェルサヴォー氏にしかできないバッハの世界を表現しています。再生環境によってはかなり生々しい音になるかもしれませんが、ヴィヴィッドな、バッハが今ここで呼吸をしているような血の通っている音楽に聴こえてくるから不思議です。ただ、端正で敬虔なバッハとは方向性が違うので、こういうバッハに拒絶反応をしめす人もいるかも知れません。

なお、iTunesやamazonでのダウンロード販売もあるので、興味のある方は試聴の上是非ポチを。
  1. 2011/12/26(月) |
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[CD] 田端 直美(sax) 「カルメン・ファンタジー」




田端 直美「カルメン・ファンタジー」
 田端 直美(sax) 白石 光隆(p)
 Meister Music MM-2106 c.2011
 ・カルメン・ファンタジー(F.ボルヌ)
 ・ファンタジー(D.ベダール)
 ・イギリスのナイチンゲール(J.V.エイク)
 ・オリジナルの主題による幻想曲(J.ドゥメルスマン)
 ・3つの言葉のないロマンス(G.フォーレ)
 ・無窮動op.11(N.パガニーニ)
 ・チルドレンズ組曲(P.ウッズ)
 ・ファジイバード・ソナタ(吉松 隆)



東京藝術大学大学院を卒業し、ソロはもちろん大阪市音楽団のアルト奏者としても活躍している田端さんのファースト・ソロアルバム。カルメンに始まり、定番曲と個性的な曲を織り交ぜ、ファーストらしいバランスのよい選曲です。最初に聴いた時は、正直に言えばとてもていねいな演奏だけれど少々音楽の線が細いかな、と感じました。もしかしたら、ジャケットの印象にまどわされてたのかもしれません(笑)。でも、何度か聴き返すうちに、細部まで気配りのあるけれど、音楽の芯はブレずに突き進む演奏のように思えてきました。

フィル・ウッズのチルドレンズ組曲では、かなりジャズ的な表現に踏み込んだ大胆なプレイで、聴きながらワクワクしちゃいます。曲の傾向は全く違うけれど、17世紀のルネッサンス音楽であるファン・エイクのでも、ピアノを伴わずに繰り広げられる奔放で快活な響きはカッコイイ。

べダールのファンタジー、演奏者によっては空中を漂うような浮遊感があったり、頻繁な転調ごとに曲の表情が変わる万華鏡のような多面性を感じたり、といろいろな表現ができる曲ですが、田端さんの演奏は緩急あっても確実に流れ続ける、小川がの流れに川面の木々の葉が映っているような印象をウケました。

ピアノの白石さん、抜群の安定感ですね。敢えて田端さんを煽ったり対峙することなく、ここぞというタイミングでピアノの響きをきれいに決めていて、安心して聴くことができます。田端さんとは長所を引き立てあう組み合わせだと思いました。

まだ田端さんの演奏を生で聴いたことはありませんが、こうしてCDを通じて個性を聴くことができるのはありがたいことです。いつの日か、田端さんの演奏を生で聴く機会がありますように。
  1. 2011/12/14(水) |
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Tango Fantasy Youtubeにアップ

先日アマリリス合奏団で初演した「Tango Fantasy」の様子を、作曲の織茂さんが演奏を Youtube にアップしてくれました。演奏技術的にはアレなところやソレなところだらけですが、曲の良さが伝わればということで、よろしければ御覧ください。

  1. 2011/12/12(月) |
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[Concert] The Blue Aurora Saxophone Quartet CDリリース記念コンサート

ブルーオーロラ・サクソフォン・カルテット CDリリース記念コンサート
 平野公崇(S.Sax) 田中拓也(A.Sax) 西本淳(T.Sax) 大石将紀(B.Sax)
 2011/12/1 19:00~
 ・コラール・プレヂュードBWV659「来たれ、異教徒の救い主よ」(J.S.バッハ/平野編)
 ・オーボエ4重奏曲ヘ長調 K370より 第1楽章(W.A.モーツアルト/平野編)
 ・「四季」op37bisより 10月(P.I.チャイコフスキー/平野編)
 ・「クープランの墓」より プレリュード(M.ラヴェル/久保田麻里編)
 ・サクソフォン4重奏曲変ロ長調op109(A.グラズノフ)
  (休憩)
 ・一柳彗のためのブルー・オーロラ(武満徹)
 ・「ミクロコスモス」第6巻「ブルガリアのリズムによる6つの舞曲」から(B.バルトーク/平野編)
 ・ララバイ(平野公崇)
  (アンコール)
 ・主よ人の望みの喜びよ(J.S.バッハ/平野編)
 ・プレリュード(J.S.バッハ/平野編)



浜離宮での演奏会に行って来ました。既にCDは聴いており、技術的にはもちろん音楽的にもとても期待大。

ええと、印象を正直に書けば、前半のクープランまでの演奏は、彼らの実力を十分に発揮できてなかったのではないでしょうか。小品が続くプログラム構成によるところもあるのかもしれませんが、彼らが持っているはずのすばらしいセンスが響きに込め切れていなかったように感じました。メインプログラムであるグラズノフの演奏は圧巻で、フランス的な華やかさな響きとロシア的なスケールの大きさと土俗的な香りがバランスよく表現され、しかもどこまで熱くなっても崩れずにクライマックスを築きあげる集中力と技術はさすがとしかいいようがありません。

この演奏会で一番ユニークだったのは、実験的要素が高い武満作品。大石氏のみせたパフォーマンスが秀逸、この手のパフォーマンスは現在の日本のサクソフォン界で大石氏の右に出る人はいないのではないでしょう。続くミクロコスモスは、4人全員とも暗譜・立奏。リズム感がキモとなるこの曲、立奏することで身体もいっそう自然に動き、クラシックや民族音楽というよりもまるでビートの効いたロックを聴いているようでした。プログラム最後のララバイは、江戸の子守唄をベースにした平野氏の新作。予想どおりどこまでが記譜でどこからが即興なのか、そんなことはどうでもよくて、そこにあるのはブルーオーロラの音世界、、というか平野氏の音世界。アンコールもその余韻を引きずって、2曲とも平野ワールド全開。これまでも平野氏のリサイタルでよく演奏されていた2曲ですが、4本集まっての演奏、特にテナー西本氏・バリトンの大石氏の実力がもっと前面に出てくる演奏を聴きたかったな、というのがわがままな感想。

あえてちょっと厳しい感想を書きましたが、技術面も音楽面も日本のトップクラスのカルテットであることには疑いもなく、末永い活動を期待しての一ファンからの雑言と思っていただければ。
  1. 2011/12/04(日) |
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[CD] The Radnofsky Saxophone Quartet plays



「Radnovsky Quartet plays」
 Newport NPD85685 c.2011
・サクソフォン4重奏曲(グラズノフ)
・フーガの芸術より(J.S.バッハ)
・サクソフォン4重奏曲(B.ウォレン=デイヴィス)
・民謡風の主題によるロンドと変奏曲(G.ピエルネ)



ラドノフスキーはボストンを拠点に活動するサクソフォン奏者。ボストン交響楽団をはじめ数々のオーケストラとの共演歴がある彼と、門下生で2003年から活動を行なっているカルテットの(多分)ファーストアルバム。アメリカの団体って、意外とグラズノフやピエルネの録音は少ないのですが、正面から取り組んでいます。華やかでアゴーギクたっぷりのフランス風の響きとはかなり違うけれど、楽譜を眺めながら聴いているとなるほどと思う箇所も少なからず。バッハになるともう少し安定感のある演奏が聴きたいと思ってしまったりもするけれど、こういう演奏を聴いてこれらの曲についてしまっている先入観を洗い流すことも必要かもしれません。
  1. 2011/12/04(日) |
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