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[CD] Frederick Hemke "The America Saxophonist"



「The American Saxophonist」
 Frederick HEMKE(sax), Miton GRANGER(piano)
 ENF Records 1203-2 r.1971
 ・アルト・サクソフォン協奏曲(I.ダール)
 ・エオリアン・ソング(W.ベンソン)
 ・テナーサクソフォンとピアノのための音楽(M.W.カーリンズ)
 ・ポエム~テナー・サクソフォンとピアノのための(W.ハートレー)
 ・アルト・サクソフォン協奏曲(K.フサ)
 ・バラード・イン・タイム・アンド・スペース(W.ダックワース)
 ・テナー・サクソフォンとピアノのためのソナタ(J.ディ=パスコール)
 ・別れ(W.ベンソン)


ヘムケ氏が1971年に録音した「The American Saxophone」「Music for Tenor Saxophone」の2枚のLPをCD化したもの。ダール、ベンソン、フサ、ハートレーなど、現在でも演奏されている曲ですが録音としてはかなり初期の部類に入るのではないでしょうか。ヘムケ氏は当時40歳前後、自分自身がサクソフォンのメインストリームであるフランス流派を背負っていることを認識した上で、アメリカで生まれたサクソフォンのオリジナル作品を吹いているに違いありません。ここから聴こえてくる音楽は骨太でアグレッシブではあるものの、浮き足立っていないのはそういう背景があるからでしょう。その地についた音が何よりも説得力を持って伝わってきますが、この演奏の一番奥にあるのは、これらの音楽に対する「愛」であることをあらためて感じました。サクソフォン吹きには是非聞いてほしいアルバムです。
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  1. 2012/01/23(月) |
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[CD] Orchestra Virtuosos - Lev Mikhailov saxophone




「Orchestra Virtuosos - Lev Mikhailov」
 Vista Vera VVCD00232
 (r)1979,1980
 ・サクソフォン協奏曲(A.グラズノフ)
   /w A.コルネイエフ指揮モスクワ放送交響楽団ソリスト・アンサンブル
 ・サクソフォン4重奏曲(A.グラズノフ)
 ・アルト・フレンチホルン/アルト・サクソフォンとピアノのためのソナタ 変ホ長調(P.ヒンデミット)
 ・蜃気楼~サクソフォン4重奏のための5つの小品(D.スミルノフ)
 ・サクソフォン4重奏のためのコンセール(リュエフ)

レフ・ミハイロフ氏はもともとクラリネット吹きで、Vista Vera レーベルの Orchestra Virtuoso シリーズからはクラリネットを吹いている音源がCD化されてます。そちらもちょっと興味がありますが、こちらはサクソフォン関係の音源。CDが出回り始めた当時に、一部が Melodiya レーベルからリリースされていましたが、すぐに入手困難になってしまい、久しぶりのCD化です。

グラズノフはロシア人ではあるものの、サクソフォンのための作品を書いた頃にはすでにフランスに住んでいて、協奏曲も4重奏曲もロシアの曲というよりフランスの曲といったほうがいいかもしれません。それでも、こうしてロシアのソリストとオーケストラによる演奏で聴くと、どことなく土臭くスケールが大きい演奏の中から曲の持っているルーツが聴こえてくるような気がするから不思議です。(クラシック・サクソフォン関係者が)普段耳にしている響きとはインテンポで進むところとルバートを効かせせるところがずいぶん違い、別の曲のようにさえ聴こえるかもしれません。

4重奏曲は、ミハイロフ氏の門下生たちとのアンサンブル。先に Melodiya からCDがリイシューされたオセイチュク氏の名前も見えます。けしてスマートな演奏ではありませんが、きちんと美意識が一本通っています。ヒンデミットの4楽章の前では、楽譜の指示通りテキストの朗読が入ります。リュエフもえ?と思う所が少なからずありますが、それではいままで聴き慣れていた演奏って何だったのか、と考えてしまったりして。。

初めて聞く一枚としては適当かどうかわかりませんが、ある程度これらの曲を聴き慣れている人にこそ聴いてほしい一枚です。
  1. 2012/01/18(水) |
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