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追悼 モーリス・アンドレ [CD] 20世紀のトランペット協奏曲集

20世紀末において最も著名なクラシック・トランペット奏者として、モーリス・アンドレ氏の名前を上げることは、おそらくほぼ異論がないでしょう。実際、私もかなり彼のCDを聴いていたクチですし、生の演奏にも接する機会がありましたが、そのアンドレ氏が25日逝去とのニュース。。合掌。

トランペットというと華やかで猛々しいイメージがありますが、彼の音色は華やかではあるものの、常に羽が生えているような軽やかさと丸さ、そしてエレガントさがありました。録音の代表作としては、本来フンメルやハイドンなどの古典的なコンチェルトを上げるべきとは思いますが、私が一番愛聴しているのは20世紀のトランペット協奏曲集、そしてヴェニスの謝肉祭や常動曲などの名人芸的な曲を集めたアルバム。

ということで、追悼として聴いているのは




「Trumpet and 20th century」
Erato 2292-45775-2
モーリス・アンドレ(tp)
・トランペット協奏曲第2番(ジョリヴェ)
・トランペット、弦楽器とピアノのための小協奏曲(ジョリヴェ)
  アニー・ダルコ(p)/コンセール・ラムルー管弦楽団
・トランペット協奏曲(トマジ)
  ルイ・ド・フロマン/ルクセンブルグ放送管弦楽団
・トランペット協奏曲(アルテュニアン)
  モーリス・スーザン/フランス国立フィルハーモニー管弦楽団



上のジャケはオリジナル(だと思います)ですが、私の持ってるのはアンドレ氏と愛犬の写真が使われているフランス盤のモーリス・アンドレ・エディション。


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  1. 2012/02/29(水) |
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[CD] Trio Saxiana "Créations"

Trio Saxiana Creations

Trio Saxiana「Créations」
 Saphir Productions LVC1123
 ・ナヌーク・トリオ(T.ペクー)
 ・アメリカン・レターズ~2本のアルト・サクソフォンとピアノのための(N.バクリ)
 ・ディスコ・トッカータ~ソプラノ・サクソフォンとバリトン・サクソフォンのための(G.コネッソン)
 ・古風なファンタジア(T.エスケッシュ)
 ・紺碧のオウム~ソプラノ・サクソフォン・ソロのための(T.ペクー)
 ・ポーギー・スライド~2本のアルト・サクソフォンとピアノのための(C.ロバ)
 ・ラッシュ~アルト・サクソフォン・ソロのための(P.サバ)
 ・ソナチネ・オポゼ~アルト・サクソフォンとピアノのための(N.バクリ)
 ・ユダヤの歌~アルト・サクソフォン・ソロのための(P.エルサン)



フランスで活動するニコラ・プロスト氏が主宰する、奥様のレカペラン氏・ピアノのワグシャル氏とのトリオによるCD。ほとんどが初録音作品ということで、もちろん耳にするのは初めての曲ばかり。いろいろな作曲家の手による曲が揃ってるわけですが、当然ながら曲によって個性がかなり違うのがおもしろい。こんな個性の違う曲が一つのアルバムに収まっているというのも、なんだか不思議です。曲によってトリオの演奏だったり、ソロだったり、デュオだったりと変幻自在なのもユニーク。

これらの中で比較的知られている(といってもサクソフォン関係者限定ですが)のが、エスケッシュとロバでしょうか。エスケッシュの作品は彼独特のシリアスな和声を強く感じるコンテンポラリー作品なのに対して、ロバは前半こそ掴みどころがないものの後半はラグのようなガーシュウィンのリズムがストレートに使われていて、思わずステップを踏みたくなってしまうほど。この奇妙な浮き足立った雰囲気、ロバ氏がほくそ笑んでる姿が目に浮かぶよう。。

もう一曲、わかりやすくユニークなのが、イケイケのリズムと途中に挟まれるブレークが印象的なディスコ・トッカータ。原曲はクラリネットとチェロのための曲だそうで、なるほどそう言われるとそういう曲に聞こえてきますが、サックス2本の演奏は曲のとんがった部分をよく表現しています。他の曲も、コンテンポラリーな難解な曲をあっけらかんと「こんな楽しい曲だよ」と語りかけてるようで、興味深く聴きました。最後にしみじみとしたソロ曲で終わるというのも、日本のアルバムにはない構成だなぁ。。

今回も、CDを小森伸二さんから送っていただきました。感謝 m( )m
  1. 2012/02/27(月) |
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[告知] 2/19 しらこばと音楽団@浦和 & 2/19 Orquesta de la Canda @武蔵境

あわわわわ、直前になっちゃったけど、ご案内です。
ご近所の方、どうぞ気軽に足をお運びください。

その1
2月19日(日)しらこばと音楽団@浦和コミセン「ふれあいコンサート」
 浦和コミュニティセンター多目的ホール(浦和駅東口パルコ10F)
 開演13時~(しらこばと音楽団は14時~の予定) 入場無料
 ★サクソフォン4重奏+パーカッションの編成で、みなさんよくご存知の曲を演奏します。



その2
2月19日(日)Orquesta de la Canda@SALSA LIVE DANZA S♪
 武蔵野スウィングホール(武蔵境駅北口)
 Start 19時~(演奏は19:30~・20:40~予定) 入場料\2,000円
 Organized by Latin Salsa Club
 ★今一番ホットなサルサのナンバーで、踊ってください!
 http://ameblo.jp/tamasal/archive2-201202.html#main
 http://www.delacanda.com/live/archives/cat_live_information.html
t02200330_0480072111771913891.jpg



つーわけで、久しぶりに2連チャン、体力勝負だぜ♪
  1. 2012/02/17(金) |
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[CD] 田中 靖人(sax) "モリコーネ・パラダイス"



田中 靖人(sax)「モリコーネ パラダイス」
EMIミュージックジャパン TOCE-90218
 ・ラ・カリファ~映画『ラ・カリファ』より
 ・セルジオ・レオーネ組曲
 ・モリコーネ・パラダイス
 ・巨匠とマルガリータ~映画『巨匠とマルガリータ』より
 ・キ・マイ(私だけが)~映画『マッダレーナ』より
 ・マット、カルド、ソルディ、モルト…ジロトンド~映画『Vergogna schifosi』より
 ・ストリップティーズ~映画『明日よさらば』より)
 ・風、叫び~映画『プロフェッショナル』より
 ・海の上のピアニスト メドレー
 ・ガブリエルのオーボエ~映画『ミッション』より
 ・黄金のエクスタシー~映画『続・夕陽のガンマン』より
 ・エクソシスト2 メドレー
 ・ガブリエルのオーボエ~映画『ミッション』より



モリコーネというと映画音楽の美しいメロディメーカーとしてすっかり有名だけど、個人的にはやっぱり西部劇やちょっとミステリアスな怪しげな飄々としたメロディが好き。このアルバムの中だと、夕陽のギャングたちとか、明日よさらばとか、プロフェッショナルとか。。ガブリエルのオーボエとかワンス・アポン・ア・タイムとかもいいんだけど、こういう息の長いメロディーをサクソフォンで演奏ということについては、ちょっと違和感を感じちゃうんです。この曲をサクソフォンで演奏するメリットはなんなのだろう、原曲を上回る、あるいは違う角度から原曲の新たな魅力を提示することはできるのだろうか、と。。。

さて、このアルバムは田中靖人氏の久しぶりの新譜を、イギリスのサクソフォンの鬼才ジョン・ハール氏がプロデュースという点が話題先行しましたが、ちょっと凝った選曲や(曲によっては)細部まで仕掛けのある編曲も楽しい。音場を回転させたり、録音効果で音を変質させたり、といったアイディアはさすがハール氏ならでは。エクソシスト2の狂気に満ちた演奏は、ハールの他のアルバムの響きを彷彿とさせます。こういうサウンドは今まで日本の奏者のアルバムでは聴いたことがなかったなぁ。ガブリエルのオーボエを、長生氏/ハール氏の2つの編曲をひとつのアルバムで同居させる試みもおもしろい(そしてその2つの編曲のベクトルがなんと違うことか)。そして、何よりこういった仕掛けをちゃんと表現してしまう田中氏の演奏は驚異的としか言い用がありません。

演奏そのもののクオリティやプロデュースの妙はいろいろ楽しめましたが、やはり最後に心にのこるのは、これって私が聴きたかった音楽じゃないかも、というのが正直な感想。でも、それはあくまで私自身に起因する問題、このアルバムの価値を少しも貶めるものではありません。こういうチャレンジャブルなアルバムが今後どんどんリリースされることを期待したいと思います。
  1. 2012/02/15(水) |
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[演奏会] 第19回東京藝術大学サクソフォーン専攻生による演奏会

第19回東京藝術大学サクソフォーン専攻生による演奏会
   2/13 19時開演 東京文化会館小ホール
 ・演奏会のための4重奏曲(J.リュエフ)SATB
 ・オーボエ、ファゴットとピアノのための3重奏曲(J.フランセ)ST-p
 ・XAS(I.クセナキス)SATB
 ・サクソフォン6重奏のための冬物語(本堂誠)SAATTB
 ・二重の影の対話(P.ブーレーズ)S/A
 ・調和の霊感 op.3 第11番(A.ヴィヴァルディ)SST+SAAATBBs
 ・ペールギュント第1組曲 op.46(E.H.グリーグ)S5A8T5B4Bs



音大の演奏会とか門下生の発表会とか、実はあまり積極的に聴きに行こうとしてないのですが、今回は出演者からお誘いいただき、東京文化会館へ。小ホールは満員、高校生が多いようですが、目の前を教官である須川氏や原氏、大城氏が行き交ってたりして、、もちろん顔見知りの濃いメンバーも皆さんいらっしゃいました。

さて、演奏はお世辞抜きにさすが藝大生、技術的な面はもちろん、一人ひとりがきちんと音楽に向き合って自発性を持って演奏していてます。これ、当たり前のようで、音大生の演奏を聴いててもこれが感じられないことが少なからずあるんですよね、特に大編成では。。

やはり圧巻だったのは二重の影の対話。CDでは何度か聴いているけれど、立体的な音響空間にどっぷりと身を浸していると、なるほどあちらこちらでリアルと影(録音)の対話が行われていると体感することができました。こういう音楽はやはり生で聞くに限る、と感じるとともに、この音響設備のオペレーションは並大抵のものではないはず(難解なスコアをちゃんと読み解いていないとできません)。プログラムにもエレクトロニクス、サウンドエンジニア、音響機材協力者が明記されていました。

続くヴィヴァルディも印象に残りました。ソロ3人とアンサンブルという編成は音量や音楽表現のバランスが難しいと思うのですが、そのあたりは全くの杞憂。ソロの妙技が嫌味にならないのは、技術と音楽センスの賜物でしょう。モダンで生きたヴィヴァルディの響きを楽しみました。個人的にはもう少し落ち着いたテンポの方が曲の仕掛けが楽しめたのではと感じましたが、ブレスなどの問題を考えるとこれくらいスピーディな演奏が結果としてよかったのかな。

前半では、フランセとクセナキスの演奏が印象に残りました。前者はダブルリードの飄々とした表情に迫ろうとした意気込みと工夫がありましたし、後者の高音域を駆使しまくった(ある意味むちゃくちゃな)曲をちゃんと吹ききってるという凄さがありました。いや、すごいですよ、このフラジオ(高音域)の嵐。冷静に考えてみたら、この曲を生で聴いたのは初めてかも。失礼を承知で言えば、この曲はプロの奏者が取り上げるよりも、練習時間が十分確保できる音大生が取り上げるのが現実的かもしれません。欲を言えば、クセナキスらしい狂気がさらに表現されてれば言うことはなかったのですが、さすがにそれは無い物ねだり、ここまで演奏した彼らを讃えるべきでしょう。

グリーグは須川氏の指揮で。ピアニッシモでの演奏がサマになるのは、やはり並大抵の音大生やアマチュアとはレベルが違いますね。アンコールにソルヴェーグの歌、そして賑やかに悪魔のラグで締めるあたりは、やっぱりサックス吹き、と妙に親しみを感じたりして。。

PS 角口さん、チケットありがとう (^^/
  1. 2012/02/14(火) |
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[CD] H2 Quartet "Generations" "Times & Spaces"


「Generations」
 H2 Quartet
 Blue Griffiin Recording (r)2008
 ・サクソフォン4重奏曲(C.フロリオ)
 ・サクソフォン4重奏曲(A.グラズノフ)
 ・サクソフォン4重奏曲(I.ゴトコフスキー)

Link: アマゾン(mp3)
Link: iTunes(mp3)





「Times & Spaces」
 H2 Quartet
 Blue Griffiin Recording (r)2010
 ・サクソフォン4重奏曲(P.グラス)
 ・エコロケーション(伊藤琢磨)
 ・Chasing the Silence(R.W.ピーターソン)
 ・Falling Up the Down Escalator(D.マクドナルド)
 ・夢にて(R.W.ピーターソン)
 ・Strange Humors(J.マッケイ)

Link: アマゾン(mp3)
Link: iTunes(mp3)



H2カルテットは、2002年アメリカで活動を始めたサクソフォン・アンサンブル団体。メンバーの入れ替わりはあるものの、すでに10年活動を続けていて、アメリカ国内はもとよりヨーロッパやアジアでも活動を展開し、すでに多くのコンクール等で優秀な成績を納めています。これまでにソロアルバムを2枚リリースしていて、まとめて聴きました。

1枚目「Generations」は、19世紀末のアメリカ作品、20世紀前半のロシア/フランス作品、20世紀後半のフランス作品、とプログラムからも意気込みが伝わってくる1枚。「Times & Space」は、よりコンテンポラリーな作品を手がけています。いずれのアルバムも、ガチガチに固めた緻密な響きとか色っぽいサウンドというよりはごく自然なアンサンブルという響きが印象に残りました。古典的なフロリオやグラズノフにしても、歴史上の偉人の作品を気合を入れて奏でると言うよりは、数軒先のご近所の方の曲を演奏してみました、というくらい肩の力が抜けてます。派手にテンポを揺らしたりダイナミクスの変化をつけたりしないので、ある意味あまり目立たない演奏に聴こえがちですが、声部のバランスのとり方やアーティキュレーションやアインザッツなど高いレベルで統一感があるなど、綿密なリハーサルを行なったであろうことが感じられます。ブリランス最終楽章での一糸乱れぬアンサンブルはため息が出てしまいます。

こういう演奏スタイルは2枚目のアルバム「Times & Space」のコンテンポラリーな作品で一層効果が出ていて、和音がハードだったり特殊奏法を使っていても曲全体の見通しがよく、必要以上に耳に負担を強いません。夢にてでは、師であるジェイムス・フォーガー氏やヨセフ・リュロフ氏をフィーチャーして、分厚い響きが印象的です。ただCDブックレットには一切解説がないのはなぁ。。。(以下のオフィシャルサイトで内容を確認するしかありません。。)

Link: H2 Quartet Official Site
  1. 2012/02/11(土) |
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[CD] James Houlik "Tenor Tapestry"




「Tenor Tapestry」
 James HOULIK (tenor saxophone), Debra AYERS (piano)
 ・アダージョ(L.ボッケリーニ)
 ・アンダンテとボレロ(J.ドゥメルスマン) 
 ・ソナタ ト短調(J.S.バッハ)
 ・コペリウスの歌(F.シュミット)
 ・ヘブライ組曲(S.I.グリック)
 ・ポエム(W.S.ハートレー)
 ・スケルツィエンド(W.S.ハートレー)
 ・ラルゴ(F.ショパン)
 ・トリゴン op.31(M.カニンガム)
 ・2つの小品(P.デ=リヴェラ)
 ・ソナタ(A.フラッケンポール)
 ・ヒルダのワルツ(C.ドエル)
 ・サクセマ(R.ヴィードーフ)



1942年ニューヨーク生まれ、セシル・リースンやシーグルド・ラッシャーに師事し、主にテナー・サクソフォン奏者として活動したジェームス・フーリック氏のアルバム。もちろんこのアルバムも全編テナーによる演奏で、小品ばかりですがテナーの重さを感じさせない軽々とした響きが印象的です。大きめのヴィヴラートこそやや時代を感じさせるものの、表現は明快で自信にあふれてます。こういう演奏スタイルは、モダンなオリジナル曲よりもクラシック小品のアレンジがあいますね。あるいは、パキート・デリヴェラの軽いラテン調の曲とか、ヴィードーフのトリッキーな曲あたり、特に聴き応えありました。ある意味、こういうオーセンティックなスタイルを踏襲する数少ないプレーヤーといっていいでしょう。
  1. 2012/02/01(水) |
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