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[CD] Michael Duke (sax) "Duo Sax"




「Duo Sax」
 Michael Duke (saxophone), with Jeff Emerich, Michael Lichnovsky, Martin Kay, Anna Duke(sax)
 Saxophone Classics CC4006 (c)2012
 ・Slap Me(B.コッククロフト)
 ・6つのカプリス(P.M.デュボワ)
 ・コンチェルトシュテュック(P.ヒンデミット)
 ・サックスサウンズIII(S.ギャランテ)
 ・少年のデュエット(K.シュトックハウゼン)
 ・アルス(C.ローバ)
 ・ディアロディア(B.マデルナ)
 ・エア(P.スタンホープ)
 ・コントラスティング・イントネーションズ(S.アドラー)
 ・ハニー(M.ケイ)
 ・ベアフット・ダンス(D.ラム)



まだまだ数の少ないサクソフォン・デュオのレパートリーを集めた貴重なアルバム。1曲目のスラップ・ミーがカッコイイ!コッククロフト氏独特の、アップテンポで特殊なタンギングや循環呼吸を駆使したビートの効いたポップな曲を最初に持ってくるのは作戦勝ちでしょう。デュボワ、ヒンデミットなどのデュオ定番曲に加え、ローバ、マデルナといった現代曲を配置したり、さらにオーストラリアの代表的作曲家といっていいスタンホープ(シドニーオリンピックのファンファーレの作曲者)と続き最後にアメリカのハードなデュオを2曲と実に意欲的です。

演奏も安定していて、特におもしろかったのがシュトックハウゼンのデュオ。前半はソプラノの低音部の音色が効果的に使われています。ソプラノ2本の音楽に勢いがあって、思わず引きこまれてしまいます。スタンホープのデュオではゆったりとした音符が立体的に響いておもしろく聴くことができました。

演奏しているのは、オーストラリア生まれのマイケル・デューク氏。メルボルン大学を卒業後インディアナ大学に学び、ユージン・ルソー、トーマス・ワルシュ、ジャン=イヴ・フルモー、アルノ・ボーンカンプにも師事しました。しばらくボストンを中心に活動の後、現在はシドニー大学音楽学部で教鞭をとっています。また、このアルバムのプロデューサはかつてRIAXレーベルでルソー氏他の録音を手がけた磯田秀樹氏となっているのに少々驚きました。磯田氏は現在シドニー大学音楽学部の准教授かつ副学長であり、デューク氏とは同僚の関係にあるようです。

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  1. 2012/07/30(月) |
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[Live] GALI×BULI TOYSPARK ツーマンライヴ




「GALI×BULI TOYSPARK ツーマンライヴ」
 7/20(fri) Start 20:00-
 @ SARAVAH東京
 出演:GALI×BULI
    TOYSPARK



都合により前半の GALI×BULIさんの演奏は、最後の1曲チック・コリアの「フィエスタ」だけ(ごめんなさい)。ヴァイオリンとコントラバス2本で、この狂気に満ちた曲をやっちゃうんだもんねー。ちゃんと立体的で、トリッキーで、メロディがぐいぐい迫ってくるすごい演奏でした。奏者二人もイケメンっぽいし、最初から聴けなかったのが残念。

で、TOYSPARK、今回はCD完成お披露目ライヴ。サックスの角口圭都さん、マリンバ&パーカッションの久米彩音さん、ピアノ&作曲の松岡美弥子さんの藝大卒3人にによるユニット。3月の東京1st Liveも同じ場所だったけど、演奏もステージ進行も前回よりもいい意味でずいぶんこなれて"らしさ"がでてきてました。本人たちの慣れや練り上げもあるのかもしれないけど、もしかしたらハコ側もプレイヤーのいい部分をより多く引き出せるようになったという部分もあるかもしれません。

今回は3人がそれぞれ2曲づつオススメ曲を演奏、というプログラム。マリンバがちょこまか動き回るクライスラーの「中国の太鼓」なんて、久米さんの頭からα波が出まくってるのがよくわかり、こういう演奏は文句なく聴いていて楽しいですね。角口さん推しの「こきりこ節」も感情移入がよく伝わってきたし(大汗かきながら演奏してたみたいですが-謎)、松岡さん自身の作曲による「砂漠の唄」も魂が入ってるのがひしひしと伝わって来ました。。アンコールで熊蜂なんて超テクニカルな曲をさらりとやってしまうあたり、さすが。

会場は3月の時はけっこう関係者(謎)ずらり状態でしたが、今回は少なめ。とはいえほぼ満席、CD完成お披露目ライヴとしては盛況だったんじゃないでしょうか。おつかれさまでした&楽しませていただきました。
  1. 2012/07/24(火) |
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[CD] Hayrapet Arakelyan(sax) "French Connection"



「French Connection」
 Hayrapet Arakelyan(sax), Jan Eun Bae(p)
 Ars Production 38 112 (SACD Hybrid)
 r.2011/9
 ・カルメンの主題によるファンタジー・ブリランテ(F.ボルヌ)
 ・サクソフォン・ソナタ(R.ムツィンスキー)
 ・クロノス(P.スウェルツ)
 ・ヴェニスの主題によるグランド・ファンタジー(L.メイエール)
 ・サクソフォン・ソナタ(E.デニーソフ)
 ・スカラムーシュ(D.ミヨー)


アルメニアのエレバンで1991年生まれ。国内で教育を受けてから、ギリシャでセオドール・ケルケゾスに、さらに渡独しダニエル・ゴーティエに師事。2001年ころから自国、フランスなどで各種のコンクール等で賞を得て(ってことは10歳前後で、ってこと!?)このCDを録音した時点ではまだ20歳。うーむ、すごいなぁ。2009-10年のシーズンは師匠ゴーティエの主宰するアリアージュ・カルテットにも参加していました。この7月もドイツからフランス、イタリアでトリオ、デュオ、ソロと様々な演奏活動を行なってるようです。

そしてファーストアルバムも、正統的なフランスのレパートリーをずらり、これもかなりの自信でしょう。演奏はいい意味で恥ずかしげもなくぐいぐいと突っ走って行き、聴き手も否応なくこのペースに巻き込まれます。フランス流の華麗な響きと言うよりは若々しくフレッシュでストレート。芳香な赤ワインよりもスパークリングワインのような爽快さ。変奏曲の技巧的なフレーズでもまったく曖昧な点がなく、楽譜に書いてある内容が見えてくるよう。ピアノのヤン=ユン・バエのほうがむしろベテランらしく(彼女は師のダニエル・ゴーティエと長年共演しています)音楽の骨格をうまく作ってるように聴こえました。

スカラムーシュの3曲目、第1メロディの最初の音がスタッカート気味なのが印象的。こんなところも演奏の若々しさを印象づける一つかもしれません。ところで、この3曲目の最後の部分、ピアノの左手が小節の頭の音を楽譜指示よりオクターヴ下げてガツンと演奏しています。このスタイル、最近時々聴きますが、誰が始めたんだろう。。

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  1. 2012/07/19(木) |
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[コンサート] 坂東 邦宣 サクソフォンリサイタル -American Pieces-



「坂東 邦宣 サクソフォンリサイタル -American Pieces-」
 2012/7/12(水) 19:00開演 at 国分寺市立いずみホール
 坂東邦宣(sax)/横田理恵(p) 齋藤美絵(perc)*
 ・Aeolian Song (W.ベンソン)
 ・In Transit(M.ズプコ)〔日本初演〕
 ・Crrosroads Songs(E.チェンバース)〔日本初演〕*
 ・Rock Me!(B.コッククロフト)
 ・ソナタ(P.ウッズ)
 ・協奏曲(I.ダール)
 〔アンコール〕・サムホェア~ウェストサイド・ストーリーより(L.バーンスタイン)


サブタイトルに「American Pieces」と付けられているとおり、アメリカの作品を中心に組まれたプログラム。サクソフォンのレパートリーは歴史的な経緯からフランス系の曲が中心になりがちなのですが、日本初演を2曲含むほとんどがアメリカの作品でまとめるというだけでも十分意欲をうかがえます。しかも日本初演のズプコ、チェンバースもかなり重い作品なのに、後半ではフィル・ウッズのソナタにダールの協奏曲という実にヘヴィなプログラムです。

西国分寺のいずみホールはほぼ満員。それも都心部のコンサートとはずいぶん客層が違って、見た顔といえば、、、あ、某先生発見。前の席には某嬢発見。でもそれくらい。いかにも教え子の高校生や地元の方がたくさんいらっしゃってるというあたりは、坂東さんの地道な活動の成果でしょう。

坂東さんの演奏は、明快で綺麗な音色が印象的。極めて技巧的な前半の曲でも響きは荒れることなく、難解な曲なのに音楽の求心力は途切れることなく、聴き手の耳はいっそう引きつけられます。打楽器の活躍するチェンバースの曲も易しい曲ではないものの、打楽器の多彩な響きと渡り合う堂々たるサクソフォンの響きが印象的です。

Rock Me! は文句なくカッコイイ。思わず指でリズム取りたくなりますね。続くフィル・ウッズのジャズ要素の強いソナタは、もしかしてマウスピースを変えたのかな?というほどにサウンドが太く、音楽がドライヴして聴こえました。これだけメイン級の曲を続けてきた最後にダールの協奏曲というプログラム、集中力が途切れないのが不思議なくらいですが、むしろ気迫すら感じる圧倒的な演奏でした。

アンコールの選曲もすてき、アップテンポの曲ではなく、あえてサムホエアというあたりに思わずニヤニヤしてしまいました。ピアニッシモの伸ばしが静かに消え入ると、ホールからため息のようなざわめきがかすかに聞こえたような。終演後ご挨拶をしようと思ったけど、ロビーは超混雑であきらめて失礼しました。近くにいた高校生が「Rock Me ヤバいよ。ドラムとかギターとかが見えたよ」「ボクはジャズっぽいソナタがよかったな」と会話をしてたのが、このリサイタルのすべてをあらわしてるように思います。
  1. 2012/07/15(日) |
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[CD] Michael Ibrahim "French Saxophone Music"



「French Saxophone Music」
 Michael Ibrahim(sax), John Morrison(piano)
 Cala Records CACD77012
 2010/6/1-2 Creative Arts Center, West Virginia Univ, Morganstown, WV USA
  ・ファンタジー=アンプロンプチュ(A.ジョリヴェ)
  ・プロヴァンスの風景(P.モーリス)
  ・ガヴァンボディ2(J.シャルパンティエ)
  ・シャンソンとパスピエ(J.リュエフ)
  ・サクソフォンのためのソナタ(F.デクリュク)



カナダのヴァンクーヴァーに生まれたイブラヒム氏は、レジャイナ大学、カルガリー大学を卒業し、現在はウェスト・ヴァージニアおよびニューヨークを拠点に活動するサクソフォン奏者。これまでにバッハからベリオ、アンドリーセン、ブーレーズなどのコンテンポラリー作品、さらにはクラシックを超えるジャンルまで幅広いレパートリーにしています。そのイブラヒム氏がバッハ作品集に続く2枚めのアルバムとして選んだのが、フランスの古典的なレパートリーというのは少々意外でした。

カナダはもともとフランス色の強い国なので、演奏もフランス流の華やかなものかとおもいきや、色彩的には地味、言い方を換えると素朴というかすっとぼけたような響き。シャンソンとパスピエやデュクリュクのソナタなどは、こういうスタイルでの演奏はなかなか効果的です。派手さに頼らず一つ一つ音楽を煉瓦で積み上げていくような、素朴で誠実な音楽づくりが印象に残りました。かと思うと、プロヴァンスの風景の最終曲やソナタでの早いパッセージはさらりと吹きぬいたりして。繊細な日本人の演奏とはちょっとベクトルが違いますが、興味深く聴くことができました。

むしろガヴァンボディ2のようなコンテポラリー作品こそ彼の実力を発揮するのにふさわしいような気もします。実際、テンションの高さと切れ味の鋭さは他の曲と随分違うように感じました。

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  1. 2012/07/10(火) |
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[コンサート] Quartet Spiritus "THE QUARTET"



Quartet Spiritus "THE QUARTET"
7/3 19:00~ 津田ホール
・サクソフォン4重奏のためのコンセール(J.リュエフ)
・アンダンテとスケルツェット(P.ランティエ)
・民謡風ロンドの主題と変奏曲(G.ピエルネ)
・BlueBlue(内田祥子)
・かくれんぼ(R.クレリス)
・半音階的ワルツ(P.ヴェローヌ)
・サクソフォン4重奏曲(F.シュミット)
・〔アンコール〕紡ぎ歌(F.メンデルスゾーン/ミュール編)



ということでCDリリース記念を兼ねたリサイタルを聴いてきました。

プログラム内容を見れば一目瞭然、2009年にスピリタス自身が初演を果たした内田氏の作品を除いて、すべてサクソフォンの神様ことマルセル・ミュールに関係する曲ばかり。これだけオーソドックスなプログラムを徹底したリサイタルも最近ではめずらしいかも。当然これだけのコダワリは演奏にも終始一貫顕れています。CDのレビューにも書きましたが、おそらくほとんどの曲はこれまで繰り返し彼らが演奏してきた、既に血となり肉となっている曲たち。技術も解釈もぶれることなく堂々かつスマートな演奏。強いて特徴をあげれば、メロディラインはしっかり前に出した上で立体感を構成し、早い部分はより早く演奏するのが彼ら流かもしれません。「四人のサムライ、真っ向勝負」とサブタイトルがついてますが、彼らの繰り出す音楽の立ち居振る舞いやキレの良さは正にサムライかも。

それにしても、今回はいつになく会場で会う知り合いが多すぎ(苦笑)。。そもそも、指定席なのに隣にいたのは名古屋の某女王お嬢様という偶然。先日の交流会の事務局メンバーもほとんどいたし、府中方面関係者(謎)、大学の後輩まで少なくとも20人は挨拶したかも。もちろんこの手の演奏会でよく会う某氏や某嬢もいたし、音大関係者やプロの方も多数、ちょうど来日中のジェローム・ララン氏もいらっしゃって思わず握手(笑)。ある意味、こういう人間のつながりを大事にするのがスピリタスの一面なんですよね。終演後のCDサイン会はすごいの行列で(雲カルの某氏も並んでいらっしゃった)、並ぶ気が失せて忙しくサインを書いてるスピリタスの方々に目礼して失礼しました。
  1. 2012/07/05(木) |
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[CD] Quartet Spiritus "The Quartet"



「The Quartet」
Quartet Spiritus
Cafua CACG-0191
・サクソフォン4重奏曲(A.デザンクロ)
・グラーヴェとプレスト(J.リヴィエ)
・サクソフォン4重奏によるコンセール(J.リュエフ)
・サクソフォン4重奏曲(F.シュミット)



2003年に結成ということは既に10年近くアクティヴに活動を続けており、既に国内のサクソフォン4重奏団体の中でも知名度は上位の彼ら。そのカルテット・スピリタスが2枚目のアルバムをリリースしました。内容はオール・フレンチ・アルバム。最近は意外とフランスものをがっつりというアルバムが少ない中、彼らの意欲を感じます。日本人団体によるオール・フレンチ・アルバムといと、トルヴェールQの"マルセル・ミュールに捧ぐ"を思い浮かべるけれど、その録音も2001年だから既に10年以上経ってるんですよね。。

スピリタスの響きはヴィヴラート少なめの現代的な奏法そのものですが、フレーズのとり方や解釈などにはトラディッショナルなフランス流儀が息づいています。これまで何度もこのメンバーで演奏してきた曲ばかりということもあって、細部まで考えぬかれた響きはアンサンブルが乱れることはなく、楽器間のバランスは明確で迷いがありません。もう中堅どころといっていい世代にもかかわらず、響きのいたるところに茶目っ気と躍動感があふれている点も、聴き手を惹きつけてやまない彼らの長所。このCDでも、彼らの生き生きとした演奏を聴いていると、聴き手まで胸が高なってきます。


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  1. 2012/07/02(月) |
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