スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) |
  2. スポンサー広告|
  3. トラックバック(-) |
  4. コメント(-)

[CD] 須川 展也(sax) "Saxo-magic"




「Saxo-magic」

 須川 展也(sax), 小柳 美奈子(p)
 Imagine Best Collection IMGN-3002
 2012/5/21-23 稲城市立Iプラザホール
 ・日本民謡による狂詩曲(石川亮太)
 ・「すべてを知っている場所」からの便り~ガーシュウィン・メロディーズ(狭間美帆編)
 ・It's an Unforgettable Moon!(ゴードン&アーレン/狭間美帆編)
 ・L'aphorisme(長生淳)
 ・メリー・ポピンズ・サキソマジック(R.&R.シャーマン/石川亮太)
 ・チャルダッシュ(V.モンティ)
 ・G線上のアリア(J.S.バッハ)



須川氏の新アルバムは、日本民謡、ガーシュウィン、ミュージカルの名曲など、どれもよく知られたメロディを題材にした曲を中心に構成されています。(長生氏の新作は「ラ・フォリア」の主題を使った作品)。須川氏の演奏は、曲のどの箇所でも可能な限り美しく響かせ、メロディの美しさも相まって、一点の濁りもありません。

津軽じょんがら節のメロディからはじまる日本民謡による狂詩曲では、スラップタンギングで三味線の低弦の太いアコースティックな響きを表してていて、目新しい書法ではありませんが、なかなか効果的です。他、日本民謡でありながら和音は和旋法ではなくあくまで西洋音楽の基本和音でほとんどが表現されていて、純然と日本民謡を聴かせるというよりはメロディをパズルのように組み合わせた曲になっています。こういう平易だけど仕掛けがたくさんある曲は、須川氏のどストレートな演奏でこそ聴き映えがしますね。(多分、アマチュアが演奏しても赤面するような結果になりそうな気が。。)ただ、数カ所で使っているベンド(音を瞬間的にずりあげる奏法)はこの曲に本当に必要だったのかちょっと気になりました。

オリジナル作品も興味の惹かれる箇所はありましたが、個人的にはやはりボーナストラック的存在の最後の2曲が気になりました。曲の存在自体が曲芸披露目的のチャルダッシュは独壇場。かなり派手に羽目を外してるように見えつつ、けしてクラシックの枠を踏み外しません。さらに言えば、この外した羽目にきちんとピアノをつけている小柳さんの存在は言わずもがな。一方、G線上のアリアはソプラノ・サクソフォンをヴィヴラートの効かせ目一杯美しく響かせています。繰り返し聴いても、曲や演奏からなにか新しい発見をするというよりも、須川氏と小柳さんの演奏はやっぱりみごとだということを何度も再認識するだけです。こういう演奏が嫌味に聴こえないのは、このコンビならではとしか言いようがないですねぇ。。。

Link: アマゾン
Link: CD Label
Link: Performer's Official Site
スポンサーサイト
  1. 2012/09/25(火) |
  2. 音楽|
  3. トラックバック:0 |
  4. コメント:0

[CD] Apollo Saxophone Qrchestra "Perpetual Motion"



「Perpetual Motion」
 Apollo Saxophone Orchestra
 Nimbus NI6200
 2012/1/4-5 at Royal Northern College of Music
 ・常動曲(バーバラ・トンプソン)
 ・ディア・バッハ(バーバラ・トンプソン)
 ・セレブレーション(バーバラ・トンプソン)
 ・黒(バーバラ・トンプソン)
 ・赤(バーバラ・トンプソン)
 ・緑(バーバラ・トンプソン)
 ・iTango(バーバラ・トンプソン)
 ・アダージョ(バーバラ・トンプソン)
 ・ブルプルーフ(バーバラ・トンプソン)
 ・ディア・バッハ... 墓銘碑(バーバラ・トンプソン)



このところイギリスのアポロ・サクソフォン・カルテットの動きが見えないなぁ、と思ってたところ、今年7月にスコットランドで開催されたワールド・サクソフォン・コングレスに向けてこんな活動をようで、ちょっと驚きました。12名編成のサクソフォン・アンサンブル(ソプラニーノ1、ソプラノ2、アルト3、テナー3、バリトン2、バス1)で、アポロSQのメンバー(Rob Buckland, Carl Raven, Andy Scott, Jim Fieldhouse)を中心にイギリスの主にロイヤル・ノーザン音楽学校出身者が中心のメンバーになってるようです。かと思ったら、現在ドイツで活動している Christoph Enzel 氏の名前が入っていてちょっと驚いたりするわけですが。

曲目はすべてバーバラ・トンプソン女史への委嘱作品。トンプソンは1960年代からジャズ奏者としてアルバムをリリースしていますが、もともと王立音楽学校でフルート、クラリネットと作曲法を学んでおり、これまでもサクソフォン4重奏曲をはじめ作品を書いています。収録されている曲は、一部旧作の改編もありますがこのアルバムの録音のために書かれており、当然演奏スタイルもアポロSOを想定したものばかり。新古典的な響きを下敷きにしながらも、曲によってはジャズやロックのリズムを取り入れたりして普通のクラシックにとどまらないのがいかにもバーバラ・トンプソンらしいです。オルガンのように重厚なハーモニーだけではなく、鍵盤楽器や打楽器的な響きを紡ぎが聞こえてくるのも、さすが楽器を熟知した作曲者ならでは。

ただ、この普通のクラシックからあえて外れてるあたりが、"正統的な"クラシカルサクソフォン好きの方の好みにあわないだろうな、という気もします(私は好きですけどね。。)。このアルバムに限ってアポロSOの音を楽しむと言うよりは、バーバラ・トンプソンの音楽を楽しむと言う内容かと思いますが、アポロSOが次にどんな音楽を繰り出してくるか、大いに期待を持たせるアルバムとも言えそうです。例えばマイケル・ナイマンやマイケル・トーク?いやいや、もっと意表をつく大胆な路線で来てほしいな。

Link: amazon.com(mp3)
Link: アマゾン(mp3)

  1. 2012/09/19(水) |
  2. 音楽|
  3. トラックバック:0 |
  4. コメント:0

[CD] Sergey Kolesov(sax) "Ritorno"



Sergey Kolesov(sax)「Ritorno」
Sergey Kolesov(sax), Elena Grinevich(p) (r)2012
 ・コンチェルト=カプリス(G.カリンコヴィッチ)
 ・ノクターン~マスカレードより(A.ハチャトゥリャン)
 ・剣の舞~ガイーヌより(A.ハチャトゥリャン)
 ・ロマンス(R.グリエール)
 ・古い様式による組曲(A.シュニトケ)
 ・アヴェ・マリア(E.パドガイツ)
 ・鏡の中の鏡(A.ペルト)



2006年のアドルフ・サックス国際音楽コンクールの優勝者、セルゲイ・コレソフ氏。2年前デビュー・アルバムを聞いた時も鮮やかな演奏に驚きましたが、セカンドアルバムはロシアの作品を集めたコンセプチュアルなもの。サクソフォンのためのオリジナル作品はカリンコヴィウッチとパドガイツの2曲だけだけど、他の曲もまるでサクソフォンのために書かれたかのような無理のない演奏と表現力がみごとです。

カリンコヴィッチの曲は、副題に「パガニーニーの主題による」とあるとおり、例の主題が様々な形で展開する技工作。息をたっぷり使ってるのでしょうか、そのフレーズも楽器が充分鳴っていて、どんどん変化していく各変奏を鮮やかに描き分けています。これは楽しい曲だなぁ、日本でももっと広まってほしい。

クラシックの名曲からの2曲が続きます。有名な剣の舞は、師匠であるグネーシン音楽大学のシャポシュニコワ氏の編曲。原曲おにない装飾音や特殊奏法がカッコ良すぎ。これ、きっとお得意のアンコールピースなんじゃないかな、と思ったりして。

ユニークなのはシュニトケの組曲。ヴァイオリンとピアノのために書かれた曲で、なるほど、古典的とあるとおりメロディ、和音、構成がとても20世紀後半の曲とは思えず、でもやっぱりシュニトケらしいとも思えてこれもなかなか興味深いです。

最後のペルトの曲は、シンプルな和音の上に繰り返し重ねられる、メロディともつかないようなコレソフ氏のサクソフォンの響きが印象的。区分で言えばミニマル音楽ということになるのだろうけど、その手法は目的ではなく手段であって、目的はゆるやかな音響空間なのでしょう。アルバムジャケットになっている吊り橋の絵、霧の中にすーっと伸びていくあたりがこの演奏と共通するものがありますね。

1982年生まれのコレソフ氏は今年30歳。ますます活躍されるのは間違いないでしょう。まだこのCDはメロディヤの公式サイトでも出ていないようですが、早く日本でも流通してほしいなぁ。

PS コレソフ氏は、10月に来日し、香川県観音寺市の国際音楽フェスティヴァルに出演されるとのことです。(この日は、同じ香川県のダッパーサクセーバーズさんの演奏会と全く重なってるんですよね、、)
http://www.city.kanonji.kagawa.jp/info/k12/120719-1.html

  1. 2012/09/10(月) |
  2. 音楽|
  3. トラックバック:0 |
  4. コメント:0

[Liveご案内] 9/9(sun) Orquesta de la Canda Live @TAMASAL




TAMASALは、ライブハウスの楽しさ×サルサクラブの楽しさを一度に、音楽好きも、踊り好きも、みんなでもりあがろうよ、というイベントです。Orquesta de la Canda は2度目の出演。今回も踊れるサルサチューンを中心に、ラテン・ジャズ、J-Popのあの曲のカバーまで、盛りだくさんの演奏をお届けします。
武蔵小金井駅前のとてもきれいな会場です。お近くの方もそうでない方も、ぜひ!

●日時/2012年9月9日(日)
●会場/小金井市民交流センター小ホール
 (中央線武蔵小金井駅南口前)
●入場料/1500円(飲食持込可・ウォーターサービス有)。
 19:20~ OPEN~ DJ Time
 19:40~20:20 Orquesta de la Candaライブ①
 20:20~20:50 DJ Time
 20:50~21:30 Orquesta de la Candaライブ②

 ※このイベント収益の一部は、「School Music Revival・こどもの音楽再生基金」に寄付します。
 主催/ラテンサルサクラブ 090-4943-1962 http://ameblo.jp/tamasal/entry-11345022342.html
  1. 2012/09/06(木) |
  2. 音楽|
  3. トラックバック:0 |
  4. コメント:0
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。