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[演奏会] クロード・ドビュッシー生誕150周年記念企画コンサート


「クロード・ドビュッシー生誕150周年記念企画コンサート」

 2012/12/21 イベント18:00~ コンサート19:00~
 アクタス ノナカ・アンナホール
 オープニングイベント
  映像と音で巡るドビュッシー《ラプソディ》の世界 (解説 佐藤淳一)
 コンサート1部
  サクソフォンとピアノのためのラプソディ(ドビュッシー)
      ピアノ:佐野 隆哉
   貝沼 拓実 Durand版
   伊藤あさぎ Ries&Erler版 
   大城 正司 Henle版
 コンサート第2部
  ベルガマスク組曲より プレリュード、パスピエ
  弦楽4重奏曲 ト短調 op.10
  (アンコール 小組曲より)
   Soprano Sax:大城正司 Alto Sax:伊藤あさぎ Tenor Sax:貝沼拓実 Baritone Sax:佐藤淳一


演奏内容についてはすでに ThunderさんSaxofanさんKuri-saxoさん書かれており、私が足すことはほとんどありません。版の違いもさることながら、それぞれの版が演奏者3人にベストに割り振られ、貝沼さん・伊藤さん・大城さんの長所が最大限発揮されている点が印象に残りました。

大作曲家によるレパートリーの乏しいサクソフォンにとって、ドビュッシーという作曲家は「ラプソディ」という曲を遺しているという点で重要な位置づけにあるわけですが、曲の成立背景や異版の存在(とその選択の必然性)を意識されてる演奏になかなか出会いません。常々クラシックにおけるサクソフォンの演奏に際して私がとても気になっているのは、きちんとした歴史考証やレパートリーの検証という行為が(ようやくなされるようになりつつあるとはいえ)まだまだ不十分ではないか、ということ。今回の佐藤淳一"博士"によるこの企画は、ドビュッシーのラプソディについての様々な知られて来なかった事実の提示ということにとどまらず、クラシックのサクソフォンのレパートリーにおける考証に一石を投じられました。

と同時に、この企画を成し得たのは佐藤さんの人柄によるところが大きいかと。佐藤さん、演奏者の皆様、本当にお疲れ様でした(特にピアノの佐野さん、、一つの演奏会で同曲異版を3つ弾き分ける、なんて滅多にあることじゃないはず)。もちろん聴き手としても満たされた演奏会であったことは言うまでもありません。
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  1. 2012/12/30(日) |
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[CD] David Brutti (sax) "Koechlin Complete Music for Saxophone"



「Koechlin Complete Music for Saxophone」
 David Brutti(saxophone), Various Artists
 Brilliant Classics 9266 [3CDs]
 r,2011-12
 ・ソナチネ第1番 op.194(ケクラン)
 ・ソナチネ第2番 op,194a(ケクラン)
 ・モノロディ第9番 op.213-9(ケクラン)
 ・ティーテュルスの休息~11のモノロディ op.216より(ケクラン)
 ・24の2重奏曲 op.186(ケクラン)
 ・15の練習曲 op.188(ケクラン)
 ・15の小品 op.180より(ケクラン)
 ・ジーン・ハーローの墓碑銘 op.164(ケクラン)
 ・管楽7重奏曲 op.165(ケクラン)
 ・La vie s'ouvre devant toi - Va librement! op.165bis(ケクラン)
 ・15の前奏曲 op.209より 第5番(ケクラン)
 ・ソナチネ第1番 op.194〔オーケストラ伴奏版〕(ケクラン)
 ・ソナチネ第2番 op,194a〔オーケストラ伴奏版〕(ケクラン)


ドビュッシーイヤーだから、ドビュッシーのサクソフォンアルバムでもリリースされるかなと思っていたら、ドビュッシーではなくケクランのサクソフォン作品集(しかも3枚組)という全く予想外のアルバムがリリースされて、正直びっくりです。しかも、レーベルはあのブリリアント・クラシックス。ということは、国内の大型CDショップに出回る日も近いな。。演奏はイタリア人奏者のデイヴィド・ブルッティ氏。アテム・サクソフォン・クヮルテットでは奔放な演奏を繰り広げるほか、Duo Disecheisとしてシリアスなレパートリーも積極的に演奏する精力的な奏者です。

さて、何回か聴いて感じたのは、いろいろな意味でイタリア人的な演奏だな、というのが正直な感想。誤解を承知で書くと、タテ線よりもヨコ線、細部よりも全体、歌心にあふれ音色が豊か。ケクランというと、穏やかで知的、精緻で微熱的、というのが特徴だと思っていたので、これとは大きく方向が違います。最初はかなり違和感を感じましたが、こういう演奏もアリかも、と思えてしまうのがケクランの曲の持っているアカデミックな土台の強さなのかもしれません。なので、ケクランらしい響き、とはまた違うかもしれないけれど、資料的には大変重要なアルバムのリリースは嬉しいじゃありませんか。

ん、そういえば、先にChandosレーベルからまるまる1枚ケクランの作品集をリリースしたのは、同じイタリアの先輩格フェデリコ・モンデルチ氏だったな(op.180と188を収録)。本家フランスの奏者がケクランを演奏してるという話はあまり聴かないけど、なぜイタリアで、、いやいや、もちろん喜ばしいことですけど。

Link: アマゾン
Link: CD Label
Link: Performer's Official Site
  1. 2012/12/26(水) |
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[CD] ピーター・グイレアム指揮 洗足学園音楽大学サクソフォーンオーケストラ "宇宙戦争"



「宇宙戦争」
 ピーター・グイレアム指揮 洗足学園音楽大学サクソフォーンオーケストラ
 Florestan FLCP-21022
 2012/6/29 洗足学園前田ホール[Live]
 ・山と溢れる泉の大地(H.マッカン/岩本伸一編)
 ・序奏とアレグロ op.47(E.エルガー/岩本伸一編)
 ・組曲「惑星」op32より 火星、木星(G.ホルスト/宗貞啓二,岩本伸一編)
 ・イントラーダ~トーマス・タリスの主題による(P.グレイアム)
 ・ハリソンの夢(P.グレイアム)
 ・宇宙戦争(P.グレイアム)[2012年度委嘱作品・世界初演]



ソプラニーノ・サクソフォンからバス・サクソフォンまで90人近くという日本有数の規模のサクソフォン・オーケストラ。これにパーカッションやハープも加われば、ジャケ写真のようになかなか壮観です(必ずしも全員が乗り番というわけではないと思いますが)。2012年にイギリスの吹奏楽作曲家ピーター・グレイアムに作品を委嘱し、作曲者自身による指揮で初演された演奏会の様子が収録されています。

アルバムタイトルにもなっている宇宙戦争(原題 War of the Worlds)は、H.G.ウェルズのSF作品をベースに作曲されたもので、なるほどスペクタクルな曲想。響きは吹奏楽、というかブラスバンド(金管バンド)に近い響きがします。

音大生による大編成の演奏ゆえ、ダイナミックレンジは広いけれど響きは柔らかく耳に心地良い。ただ、曲によって出来、というか気持ちの入り方にけっこう差があるな、というのが正直な印象です。1曲めのマッカンの作品なんて、いかにもスコットランド風のもっさりしたメロディーが素敵なのに、今ひとつ雰囲気が伝わってこないように思えて少々もどかしい。エルガーの曲も、弦楽合奏特有の響きをサクソフォンだけで表現するのはやはりこのあたりが限界なのかな、と思いました。ただ、フィナーレの間のとり方と音作りは、さすがイギリス人の指揮だけあるな、とも。

それにしても、これらのメンバーが全員学生だとしたら、毎年すごい人数の「音大卒」サクソフォン奏者が量産されてる(失礼)わけで、、、いろいろな意味で末恐ろしくなります。。はい。。

Link: アマゾン
  1. 2012/12/18(火) |
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[CD] Frank Lunte(saxophone) "Musik für Saxophon aus Detschland 1952-69"



「Musik für Saxophon aus Detschland 1952-69」
 Frank Lunte(saxophone), Tatjana Blome(piano)
 EDA 33
 ・ソナチネ(W.ジルナティス)
 ・ソナタ(F.レイネルト)
 ・ソナタ op.17(B.クロル)
 ・ソロ(B.ヘイデン)
 ・演奏会用小品(H.レウッター)
 ・クレメンティの主題による変奏曲(K.フィービグ)
 ・ソナタ op.74A(G.ラファエル)



フランク・ルンテ氏とタチャナ・ブローム氏のデュオによる、ドイツのサクソフォン・オリジナル作品の第4集。収録されている曲の中で、これまでに聴いたことがあるのはヘイデン氏のソロのみで、あとは全くの初耳です。1952~69年というと、すでに戦後でコンテンポラリーな作品が多数発表されていた時期ですが、コンテンポラリーの作曲技法やジャズなどのポップスなどの影響を受けながら、古典的な形式によるある意味生真面目な作品がこれだけ作曲されていたのは驚きです。どういう経緯で作曲されたのか、とても気になります(すみません、ブックレットをまだ読み込んでません。。)

ルンテ氏の演奏は直球勝負の演奏、ごまかすことなくまっすぐに曲を表現しています。技術的な不安もなく、曲の持っている魅力を紡ぎ出します。が、少々地味すぎて何かもう一つ訴求力が欲しいかなぁ。いずれにしても、これらの曲の演奏機会が増え、真価が見出されることを期待したいと思います。

Link: アマゾン(mp3)
Link: Performer's Official Site
  1. 2012/12/12(水) |
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[CD] 田端 直美(saxophone) "アヴェ・マリア~サクソフォン小品集~"



「アヴェ・マリア ~サクソフォン小品集~
 田端 直美(saxophone), 白石 光隆(piano)
 Meister Music MM-2134
 2012/8/13-14 君津市民文化ホール(千葉県)
 ・アヴェ・マリア(伝J.カッチーニ)
 ・カノン(J.パッヘルベル)
 ・恋のうぐいす(F.クープラン)
 ・G線上のアリア(J.S.バッハ)
 ・アヴェ・マリア(F.シューベルト)
 ・小犬のワルツ(F.ショパン)
 ・トロイメライ(R.シューマン)
 ・ヴェニスの謝肉祭による主題と変奏(J.ドゥメルスマン)
 ・白鳥(C.サン=サーンス)
 ・カンツォネッタ第1番(A.ダンブロジオ)
 ・チャルダーシュ(V.モンティ)
 ・わが母の教えたまいし歌(A.ドヴォルジャーク)
 ・ラプソディ(C.ドビュッシー)
 ・ハバネラ形式の小品(M.ラヴェル)
 ・ジュ・トゥ・ヴ(E.サティ)
 ・愛の小径(F.プーランク)
 ・りす(P.M.デュボワ)
 ・アリア(E.ボザ)



大阪市音楽団のアルト奏者、田端さんのセカンドアルバム。昨年「カルメン・ファンタジー」をリリースしたばかりなので、早いペースですね。ドビュッシーイヤーゆえか1曲やや大きめのラプソディも入っていますが、サブタイトルにあるようにほとんどが小品で、しかも闊達に動きまわる曲よりも落ち着いた曲が多いですね。

もちろん小犬のワルツやヴェニスの謝肉祭、チャルダーシュといった早いテンポの曲でも、技術的な破綻はなくフィンガリングやブレスコントロールから循環呼吸までテクニックはみごと。そういう意味では安心して聴くことができました。

全体にとてもていねい・繊細に演奏されているのですが、個人的にはもう少し曲に対する思い入れや田端さんならではのアグレッシブな表現を聴いてみたかったな、というのが正直な感想。マイスター・ミュージック社の高精細な録音ゆえ、再生環境によってもずいぶん響きが違って聴こえるという面もあると思いますが。。こういうクラシカルな小品集もいいけれど、もっとポップな曲でいっそう田端さんの演奏の魅力が出るのではと直感したので、今度は是非そういう曲を聴いてみたいなぁ。それよりまずは生の演奏を聞くほうが先か。。目立たずそっとリーディングしていくピアノの白石さんはさすがです。

Link: アマゾン
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  1. 2012/12/01(土) |
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