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[CD] サクソフォーン・カルテット・アテナ "水晶の籠"


「水晶の籠」
 サクソフォーン・カルテット・アテナ
 Meister Music MM-2148
 2013/2/25-6 横須賀ベイサイド・ポケット
 ・3つのソナタ(D.スカルラッティ)
 ・物語より(J.イベール)
 ・サクソフォン4重奏曲(I.ゴトコフスキー)
 ・イタリアーナ~リュートのための古風な舞曲とアリアより(O.レスピーギ)


塩安真衣子・江川良子・冨岡祐子・平賀美樹各氏それぞれソリストの腕もたつ女性奏者4名により2009年結成されたアンサンブル。既にリサイタルも好評を博しているようです。しかし、このジャケット、、今までリサイタルで拝見した皆様の雰囲気とちょっと違うような、、、いえ、実際に演奏されている姿は、なんというかもっともっととてもカッコイイ女性たちなのです-そう、彼女たちの印象は「カッコイイ」ですね。。

ファーストアルバムの選曲は、アンコール的に置かれた最後のレスピーギを除いてフレンチ・アカデミーの系譜に則ったレパートリーが時代順に配置されています。これはメンバーのうち3名が渡仏経験があることも影響しているのかもしれません。スカルラッティは同年代の男性サクソフォンカルテットQuatuor Bとほぼ同じタイミングでの録音となったのは偶然か。。アテナの演奏は瞬発的なひらめきよりも、曲全体の構成感にウェイトをおいた演奏のように聴こえました。それにしても、サクソフォンで演奏しやすいよう移調されたこの編曲を、あえて原曲どおりの調での演奏は大変そうだなぁ。

実質的なメイン曲に配されているのは5楽章約30分を要するゴトコフスキーの4重奏曲。ゴトコフスキー特有の情念的な響きやアクロバティックなフレージング・ユニゾンを強調する演奏が多いけれど、彼女らの演奏からはきちんと曲の起承転結や構成がみえてきます。そういえば作曲者も女性、(あまり"女性"を強調したくはないけれど)この曲を女性奏者のみのカルテットで演奏されるのを聴いたのは初めてかもしれません。

1回聴いてすごい!というより、何度か聴いていくと演奏の緻密さがじわじわと増幅されてきます。実はまだ生の演奏を聴いたことがない(一人ひとりの演奏は何度も聴いてますが^^)のですが、機会があれば行ってみなきゃなぁ。。

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  1. 2013/04/27(土) |
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[CD] Sarah Markham (sax) "Saxophone Recital"



「Saxophone Recital」
 Sarah Markham (saxophone), Paul Turner (piano)
 Prologue PLG 003 r.2006
 ・タンゴの歴史(A.ピアソラ)
 ・アリア(E.ボザ)
 ・ソナタ(L.ルンデ)
 ・ソナタ ト短調 BWV1020(J.S.バッハ)
 ・スカラムーシュ(D.ミヨー)
 ・シリウスの光(A.クエイト)



イギリスのサクソフォン奏者サラ・マーカム女史先の録音は、既にアルバム"run, sing, fly" をこのブログでも紹介していますが、遡ること2006年録音のアルバムがこちら。ピアソラ(ちなみに編曲は日本の磯田氏/須川氏とクレジット)、ボザ、ルンデ、バッハ(編曲はジョン・ハール)、ミヨー、そしてクエイトと、時代も曲の素性もいろいろ集められたまさにリサイタルアルバム。この多彩さは現代だから可能なプログラムであって、フランスものを中心に若干コンテンポラリーとか、自作またはそれに準じたような作品を織り交ぜるくらいがほとんどだった十数年くらい前までとは大きく状況が変わってきてることを意味しています。

そろそろベテランの域といっていいマーカム女史の演奏は、やや素朴だけど自然な響き。必要以上に力むことなく、素直に音楽が流れていきます。ボザのような曲では、もっといろいろ遊びを入れてよ、と思う箇所も無いわけではないですが、バッハのような古典的な曲にはぴったりです。

シリウスの光は、初演者のデブラ・リヒトマイアー女史、ケネス・フィッシャー氏、アレックス・ミッチェル氏、日本の佐野功枝さんに続いての録音ですが、不思議と女性奏者が多いですね。蒼く静かに光るシリウス星を連想するようなこの曲想、女性の方がピンとくるのかもしれません。


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  1. 2013/04/20(土) |
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[CD] Lars Mlekusch, Vienna Saxophonic Orchestra "Frameless Pictures"


「Frameless Pictures」
 Lars Mlekusch, Vienna Saxophonic Orchestra
 Gramola 98973 r.2012/8/15-17 at Herzenkapelle, Kollegium, Kalksburg, Vienna
 ・ソラスラルジア(D.ヤンガーマン)
 ・組曲「ホルベアの時代より」(E.グリーグ)
 ・ストーミー・ウェザー(J.ベラウアー)
 ・交響詩「魔法使いの弟子」(P.デュカ)
 ・ポリクローム(T.アッラ)
 ・オトムーアII(H.ケルシュバウメル)
 ・フレームレス・ピクチャー(C.マウラー)



ウィーン音楽院のラース・ムレクシュ教授に率いられたソプラニーノからバスの6種類のサクソフォンで構成されるサクソフォン・オーケストラ。日本出身の岩田享子さん(Yukiko Krenn とクレジット)をはじめ多国籍12名の演奏は、知的で機動力に満ちています。オーストリア初のプロ・サクソフォン・オーケストラである彼らのために書かれたオリジナル作品も含めて、難解な現代音楽も理路整然と響きます。ストーミー・ウェザーはジャズ・フュージョングループのウェザー・リポートを意識して作曲されたとのこと、なるほどそう言われれば彼らをオマージュしたフレーズがあちこちに聴こえる気が(ベースの動きで始まるあの曲とか。。)。もっともイギリス南部の風景を曲にしたという OtMootII は、いったいどんな風景なのか想像できませんでしたが(苦笑)。

もちろん、すっかりサクソフォン・オーケストラの定番曲となりつつあるホルベアの時代より魔法使いの弟子といったクラシカルな作品は端正にまとめられ聴き応えがあります。しかし、なんといってもおもしろかったのがアルバムタイトルにもなっているフレームレス・ピクチャー。オーケストラののメンバーでもあるマウラー氏の作曲で、ベルトーンで音が重なる重厚なオープニングに続いて、低音が派手に動き回るベースラインを奏でれば、ソプラノやあるともテクニカルなソロで応酬する、スリリングなビッグバンドジャズのようなノリノリの演奏。これ、文句なく楽しい (^^/

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  1. 2013/04/14(日) |
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[CD] Quatuor B "Saxophone Reneissance"



「Saxophone Reneissance」
 Quatuor B
 Studio N.A.T. NAT12201
 ・3つの小品(D.スカルラッティ)
 ・協奏的大4重奏曲(J.P.サンジュレー)
 ・サクソフォン4重奏曲(F.etM.ジャンジャン)
 ・アンダンテとスケルツォ(P.ランティエ)
 ・かくれんぼ(R.クレリス)
 ・序奏とスケルツォ(R.クレリス)
 ・半音階的ワルツ(P.ヴェローヌ)
 ・アンダルシアの騎士(P.ヴェローヌ)
 ・小さなチャルダッシュ(P.イトゥラルデ)
 ・守護天使の夜(G.ピエルネ)



國末貞仁、山浦雅也、有村純親、小山弦太郎各氏による"Quatuor B"、既に若手と言うよりは中堅どころのサクソフォン4重奏団。2作目のアルバムはサクソフォンの黎明期の作品を集めています。サンジュレーが1860年代と早いものの、他は(後述する1曲をのぞいて)現代のサクソフォン4重奏のレパートリーのベーシックな部分が築かれた重要な時代、すなわちサクソフォンの神様ことマルセル・ミュールの活躍した1930~50年頃の曲ばかりです。

Quatuor B の演奏はかつてのようなヴィヴラートを派手にかけた"おフランス"な響きではないけれど、スマートな響きの中にこれらの曲に対する敬意や愛着といった感情が見え隠れします。ジャンジャンの4楽章でウィンナ・ワルツ風に崩し吹きする箇所など、品を失わない程度に遊びも入っていて、そのバランス感覚がみごと。みごとといえば、最後に収録されている守護天使の夜、ピエルネらしい可愛らしい響きでアルバムが締めくくられてるのも印象的。クレリスやヴェローヌの曲もそうですが、吹きすぎると品がなくなってしまうし、かといってサラリと吹いちゃうと味気ないし、このあたりが難しいけれどこの演奏はなかなかステキです。

一点解せなかったのが、イトゥラルデの作品。演奏は言うまでもなく素晴らしいんですが、1982年作曲という明らかに他の曲とは時代背景、そして作曲者はジャズ奏者という全く立ち位置が異なるこの曲、さすがにちょっと違和感を感じました (^^;

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  1. 2013/04/11(木) |
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[CD] Arno Bornkamp (sax) "Buku of Horn -Arno B plays JacobTV-"



「Buku of Horn -Arno B plays JacobTV-」
 Arno Bornkamp (sax)
 Basta 30-919-62
 ・タラハッチー協奏曲~アルト・サックスと室内管弦楽団のための(J.T.フェルドハウス)
   /w Jurien Hempel; Het Gelders Orkest 
 ・Buku~アルト・サクソフォンとテープのための(J.T.フェルドハウス)
 ・May This Bliss Never End~テナー・サクソフォン、ピアノとテープのための(J.T.フェルドハウス)
   /w Ivo Jansen (p)
 ・ガーデン・オブ・ラヴ~ソプラノ・サックスとテープのための(J.T.フェルドハウス)
 ・Grab It!~テナー・サクソフォンとテープのための(J.T.フェルドハウス)



最近国内外で演奏される機会の多い、アヴァン=ポップと呼ばれるフェルドハウスの作品集。演奏しているのは、あのアルノ・ボーンカンプ氏じゃないですかっ。録音されているテープ(原題では boombox なのでラジカセとかラジオとかいう意味になります)とライヴ演奏を重ねて、ミニマルだったりコラージュだったりロックのようなビートが効いていたり、というのがフェルドハウス作品の特徴ですが、テープに"合わせている"演奏だとどうしてもおもしろくないんですよね。しかしそこはさすがボーンカンプ氏、めまぐるしく変わるテープのサウンドよりもさらに一歩テープをリードするような勢いで演奏していて、これがノリノリに聴こえて実に楽しい。聴き手の集中力は全く途切れることがありません。

1曲目は2楽章形式の協奏曲。フェルドハウス氏のポップでビートの効いた作品とはやや趣が異なりちょっと面食らいましたが、それでも鋭角的な響きや展開していく音楽のスピード感は思わずドキドキしてしまい、あっという間の20分。

ちなみに、Garden of Love はもともとオーボエのために書かれた作品なのだそう。そう言われると、確かにいくつかの特徴的なフレーズはオーボエで演奏されると美しそう。。ということで、オーボエ版も機会があれば聴いてみたいな。

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  1. 2013/04/07(日) |
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[CD] Dutch Saxophone Quartet "Keuris Gerhard Gotkovsky"



「Keuris Gerhard Gotkovsky / 40jaar」
 Nederlands Saxofoon Kwartet (Dutch Saxophone Quartet)
 Dutch Record Company 091004/01
  ・サクソフォンのための音楽(T.コウリス)
  ・Ben Venga Amore(F.C.ゲルハルド)
  ・サクソフォン4重奏曲(I.ゴドコフスキー)



オランダ・サクソフォン4重奏団の活動40周年を記念したアルバム。おそらくメンバーは全員60かそれを越えtえてるはずが、この選曲はすごい。オランダ出身のトリスタン・コウリス、ラッシャーSQとも関わりの深いフリッツ・ゲルハルド、そしてイダ・ゴトコフスキーというフレンチ・アカデミーの近年の傑作と気合いの入りようがうかがえます。1曲目のいきなりのフォルテッシモに始まり、最後の曲のユニゾンに至るまで、一瞬たりともテンションが下がりません。正直、器用とかスマートという演奏ではありませんが、小細工なしのストレートな演奏は圧倒的な存在感があります。

最新の3アルバムを聴いただけでも、音楽に対する貪欲さが伝わってきます。彼らがこれからどんな活動を続けるのか、まだまだ目が離せません。


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  1. 2013/04/03(水) |
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