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[CD] D'Indy: Orchestral Works Volume 3



「D'Indy: Orchestral Works Volume 3」
 Rumon Gamba, Iceland Symphony Orchestra
 Chandos CHAN 10585
 ・交響的変奏曲「イスタール」op.42(V.ダンディ)
 ・サクソフォンと管弦楽のための「コラール・ヴァリエ」op.55(V.ダンディ)
    /w Sigurður Flosason (saxophone)
 ・交響曲第3番「ガリア戦争の小交響曲」op.70(V.ダンディ)
 ・地中海二部作 op.87(V.ダンディ)



ヴァンサン・ダンディ(1851-1931)は、フランスの作曲家の中でもけしてメジャーな存在ではないと言わざるを得ないでしょう。むしろ、教育者としての功労のほうが評価されているフシもあるようにも思えます。かなりコアなクラシック・ファンの方なら「フランスの山人の歌による交響曲」というタイトルくらいは聞いたことがあるかもしれません。が、実際に曲を聴いたという方はほとんどいらっしゃらないのでは。サクソフォン関係者ならば「コラール・ヴァリエ」くらいは耳にしたことがあるかもしれませんがそれ以外の曲は、、という状況ではないでしょうか。いや、人ごとではなく、私自身もほぼそれに近いものがありました。

しかし、このCDを聴く限り、実に"クラシカル"なまっとうな作曲技法で、もっと聴かれるべき作曲家なのでは、と思えます。ガンバ指揮アイスランド交響楽団の演奏/録音がシンフォニックにして繊細、みずみずしさにあふれていることもあって、フランスの曲にありがちなゆるさや曖昧な響きはほとんど感じられません。そこが、もしかしたらフランス音楽好きの嗜好から少しはずれてるのかもしれませんが、それゆえに曲の演奏機会が少ないのであればとてももったいないことです。

とはいえ、気になるのはサクソフォンとオーケストラによるコラール・ヴァリエ。サクソフォンのソロは技巧的なパッセージは皆無、抑制されながら奏でられる響きの美しいこと。

サクソフォンのソロを取るシグルズール・フロサソンは、アイスランドで活動するジャズ・サクソフォン奏者としてはトップクラスの知名度があり、2005年にはリーダーアルバムがアイスランド音楽賞ジャズ・アルバム大賞受賞しています。レイキャビク大学を卒業後、渡米しインディアナ大学でユージン・ルソーに師事、ダニエル・デファイエやラリー・ティールにも学んだという経歴があるくらいで、アイスランド交響楽団や室内合奏団との共演機会も多いようです。この演奏を聴く限り、音色はクラシックとしてはやや独特なものの、音の背景には抑制されながらも歌心にあふれた豊かな音楽性が感じとれます。

Link: アマゾン
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  1. 2013/09/27(金) |
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[CD] Vive! Saxophone Quartet "アディオス・ノニーノ"



「アディオス・ノニーノ~ブレーン・アンサンブル・コレクションVol.21
 ヴィーヴ!サクソフォーン・クヮルテット
 Brain Music BOCD8041
 2013/4/23-24 埼玉県三芳町文化会館(コビスみよし)
 ・アリオーソとトッカータ(坂井 貴祐)
 ・ホワイト&ブラック(江原 大介)
 ・コンヴェクション~サクソフォーン4重奏のための(中橋 愛生)
 ・ヒア(岩田 学)
 ・タンゴ・ファンタジー(織茂 学)
 ・むさしのファンタジア(三沢 慶)[3重奏]
 ・カルメン幻想曲(G.ビゼー/伊藤 康英)
 ・アンダンテとカプリチォ(木下 牧子)
 ・アンティフォナ(福島 弘和)[6重奏]
 ・アディオス・ノニーノ(A.ピアソラ/浅利 真)[6重奏]



ブレーン・ミュージックからリリースされているアンサンブル・コレクションのシリーズももう21枚目、うちサクソフォン関連は4枚、すごい勢いですね。。実質ブレーン・ミュージックから出版されている楽譜の参考音源的位置づけで、正直に言えば初期の録音は参考演奏参考演奏し過ぎていて(謎)あまり積極的に"鑑賞"する気になれなかったのですが、前作あたりからちょっと雰囲気が変わってきた、ように思います。

ブレーンでは伊藤康英氏のイトーミュージックの取り扱いを始めており、その関係か今回のアルバムには伊藤氏のアレンジによるカルメン幻想曲も収録されています。この曲を含めて5分前後の曲が多いのは、やはりアンサンブル・コンテスト向けの選曲を意識した内容になってるからでしょうか。ブックレットにはていねいな解説が書かれている上、出版社のサイトに演奏上のアドバイスが載っているのもアマチュア演奏者にとって参考になるでしょう。

異なる作曲者の曲が並んでいるので、当然ながら曲調も楽器の使い方もそれぞれ違うのがかえってよくわかります。形式をきっちり構成しながら進んでいく曲、明らかにテクニカルな面を強調したかのような曲、あくまでメロディと和音が主体の曲、ポップなリズムを取り入れつつ楽器間のアンサンブルが試される曲、、、それぞれの曲の個性をきちんと吹き分けられているのはさすがヴィーヴ!SQ。今回のアルバムからは、演奏者の自然な感興が、参考音源的なこの録音の間からも感じられるようになってきたように思います。

個人的には、木下牧子さんの初期作品である、アンダンテとカプリチォの響きが素朴で好き(サックスって、どうも派手な響きなりがちなので)。むさしのファンタジアは3重奏ということもあって軽さが楽しいし、アンティフォナの独特の音の重なりも印象に残りました。また私自身が初演に関わった曲が収録されているのも、なんだか感慨深いです。

Link: アマゾン
Link: CD Label
Link: Performer's Official Site
  1. 2013/09/09(月) |
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