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[CD] Vince Gnojek(sax) "Crossings"



「Crossings」
Vince Gnojek (saxophone), Holly Beneventi Page(piano)[*], Alice Downs(piano)[+]
(No Number) (c)2012
 ・ソティスの輝き(A.クエイト)[*]
 ・オーボエ協奏曲(D.チマローザ)[*]
 ・タンゴ・エチュードより 第3番・第6番(A.ピアソラ)
 ・フルート・ソナタ ト短調 BWV.1020(J.S.バッハ)[+]
 ・前奏曲、カデンツァとフィナーレ(A.デザンクロ)[*]
 ・ブルー・カプリス(V.モロスコ)
 ・コントラダンサ(P.デ=リヴェラ)[*]



カンザス大学で教鞭を執るノエク氏は、ハーヴェイ・ピッテル・サクソフォン4重奏団のメンバーでもあり、またカンザス大学ジャズ・オーケストラとモントルー・ジャズ・フェスティバルを含むヨーロッパ・ツアーを行なうなど、クラシックからジャズまで幅広く演奏活動を行なっているとのこと。この録音の他、カンザス大学ウィンド・アンサンブルとの共演によるジョン・マッキーの協奏曲の録音がNaxosレーベルよりリリースされています。

このアルバムは、古典から現代曲、ポップスの要素を取り込んだ曲まで、バラエティに富んだ選曲が魅力的。
技術的にはやや苦しい箇所もあったり、またデザンクロの演奏は(サクソフォン関係者にとって)聴き慣れているフレージングや間のとり方と随分違うところがあって戸惑うかもしれません。でも、たとえばチマローザの協奏曲からは情感豊かな歌が伝わってくるし、バッハ然り。禁欲的なクラシックの演奏ではなく、ノエク氏なりに一旦噛み砕き再構築した歌が聞こえてきます。こういう演奏を聴くと「こうでなくてはならない演奏」ってもしかしたら幻想なのかも、なんて思えてきたりします。

無伴奏曲であるブルーカプリスでは、込められている様々な非クラシック的な要素-ジャズからロック、ポップス、ブルースなど-をていねいに前面に出してきてるのもおもしろい。パキート・デリヴェラの小品で愛らしく終わるのも素敵です。

Link: CD Label(CD Baby)
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  1. 2013/10/26(土) |
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[CD] 雲井雅人サックス4重奏団 "マスランカ:ソングス・フォー・ザ・カミング・デイ&生命の奇跡"


「マスランカ:ソングス・フォー・ザ・カミング・デイ&生命の奇跡」
 雲井雅人サックス4重奏団
 ユニバーサルミュージック TYCE-85001
 2013/6/15-17 コピオみよし(埼玉県)
 ・ソングス・フォー・ザ・カミング・デイ-来たるべき日への歌-(D.マスランカ)
 ・生命の奇跡(村松崇継/浅利真編)[ボーナストラック]



ついにユニバーサルミュージックという最メジャーなレーベルからのリリースとなったアルバム。しかもマスランカ氏への委嘱作品、それにボーナストラックとして置かれた生命の奇跡の2曲のみ収録という大胆な内容です。

マスランカの曲は全9楽章40分超の大曲で、雲井Qがレシテーション・ブックにつづいて委嘱初演を行なった作品。東北の震災を間接的な形で示唆しているこの曲は、最初から最後まで極めて高い集中力を演奏者に求め、通して演奏するのはかなりの心理的・肉体的な負担がかかります。そして演奏者のみでなく聞き手にも尋常でない集中力を求めます。正直、私は生で全曲を正面から受け止めきれる自信はないのですが、それでも向き合うことができるのは雲井Qの真摯で体当たり的な演奏だからこそ。単に「かっこいい!」というだけの演奏だったら、私は受け入れられません。

とはいえ、最後にほっと一息つきたいとこころ。ボーナストラックとして置かれている、リベラのナンバーから生命の奇跡の美しいこと。前のアルバムでも彼方の光を取り上げていましたが、同じ作曲者・編曲者ということもあり響きはかなり似ています。ボーナストラックと記されていますが、アルバムとしての統一感や完結性を考えたら、この曲以外にあてはまるパズルピースはないでしょう。(そもそもアルバムタイトルに入ってるんだし。。)

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  1. 2013/10/19(土) |
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[CD] Zzyzx Quartet "Intersections"



「Intersections」
 Zzyzx Quartet
 Teal Creak Music TC-2036
 ・Lumen Hilare~徹夜禱 op.37より(S.ラフマニノフ)
 ・Unquiet Spirits(J.マッキー)
 ・序奏と民謡風の主題に寄る変奏曲(G.ピエルネ)
 ・弦楽4重奏曲op.56「親愛の声」より第5楽章(J.シベリウス)
 ・アヴェ・マリア~徹夜禱 op.37より(S.ラフマニノフ)
 ・サクソフォン4重奏曲op.102(F.シュミット)
 ・ラッシュ(F.ドナトーニ)[Live Performance]
 ・イタリア協奏曲より第4楽章(J.S.バッハ/栃尾編)[Live Performance]



オーティス・マーフィー氏門下生で結成し、先の第7回大阪国際室内楽コンクールでも2次予選に進んだザイジクス・クァルテットの2枚目のアルバム。1作目ではゴトコフスキー、エスケッシュ、スウェルツなどコンテンポラリーな作品でまとめられていましたが、2作目はクラシックからのアレンジ曲、それにピエルネとシュミットというクラシカル・サクソフォンの王道曲を据え、ライヴ・パフォーマンスからドナトーニとバッハという選曲。

言うまでもなく、演奏はしっかりと練られたアンサンブルが見事。ドナトーニ以外で唯一収録されているコンテンポラリー作品である、ジョン・マッキーの「Unquiet Spirits」は、ザイジクスQによる委嘱作品、間に休みのない3楽章形式の曲はめまぐるしく表情を変え、聞き手も必死に聴かないと頭がついていきません。

一方、ピエルネやシュミットのような、普段フランスの奏者の演奏で耳慣れている作品は、アゴーギグやフレーズの取り方はフランス的な要素があるものの、ヴィヴラートのほとんどないストレートな響き。楽器間のバランスも意図的に変えているようで、それだけでこれまで耳慣れた演奏と随分違って聴こえてくる部分もあり興味深いです。

シベリウスの曲、冒頭のフレーズを聴いた瞬間これってコンテンポラリー?と思うような鋭角的な響き。もしかしたら、彼らはこういう表現が得意なのかな?と思ってしまったりして。バッハの演奏はそういう意味では実に普遍的。ただ、ライヴゆえ、ホールトーンがかなり長めだからか鋭角的な響きが後退してるように聴こえます。それでもこの曲の持つ万華鏡的なおもしろさは十分伝わてっきます。

Link: CD Label
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  1. 2013/10/15(火) |
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[CD] Simone Rebello (perc) "A Secret Place"



「A Secret Place」
 Simone Rebello (percussion)
 Doyen DOY-CD040 (c)1995
 ・シークレット・プレース(J.レベロ)
 ・アストゥーリアス~組曲「スペイン」より(I.アルベニス)
 ・マリンバとアルト・サクソフォンのためのディヴェルティメント(湯山 昭)
   /w Andrew Scott(saxophone)
 ・土曜日の子どもたち(B.モレンホフ)
   /w Liz Gilliver(marimba)
 ・ソロ・ドラムセットとパーカッション・アンサンブルのための組曲(D.マンシーニ)
   /w Kalengo Percussion Ensemble
 ・ジュピターの踊り(C.ストック)
 ・マリンバ・スピリチュアル(三木 稔)
   /w Kalengo Percussion Ensemble



イギリスで活動する女性マリンバ/パーカッション奏者、シモネ・レベロの1995年のアルバム。レベロはソロとして多様な活動を続ける他、バック・ビート・パーカッションアンサンブルのメンバーとして、あるいはサクソフォン奏者のロブ・バックランドやピアノのピーター・ローソンとのトリオで現代音楽に取り組むなど、幅広い活動を展開しています。2002年にはプロムスにも参加したとか。

このアルバムはソロ活動初期のもの。メインのマリンバに加えて、ヴィブラフォンやドラムなど、様々な楽器を操り、聴き飽きません。レベロ氏のソロ演奏に加えて、他の楽器とのアンサンブル曲が収録されていますが、サクソフォンのアンディ・スコットとの共演による湯山昭のディヴェルティメントも含まれています。日本的な間合いの取り方は一切無く、楽譜からのインスピレーションがそのまま音になったような演奏で、やや荒削りながらとても勢いがあります。繊細さよりもいい意味で若さが出てるようです。

そういえば、イギリスの奏者ではイギリスサクソフォン界の大御所ジョン・ハールがエヴェリン・グレニーと共演した盤が印象深いですが、こちらもリリースはたしか1995年前後だったはず。ということは、ハール盤の直後にアンディ・スコット氏が録音、したのかな?そのあたりの因果関係が気になるところです。

それにしても、Doyen Record っていつの間に活動停止しちゃったんでしょう?ブラスバンド(吹奏楽ではなくて、イギリスで盛んなあの編成ね)の名盤を数々リリースしてきたはずなのですが、社名変更?それとも合併??

Link: アマゾン
Link: amazon.com
Link: Performer's Official Site
Link: Performer's Official Site (Andy)
  1. 2013/10/05(土) |
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