スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) |
  2. スポンサー広告|
  3. トラックバック(-) |
  4. コメント(-)

原さんのリサイタル

原さんのリサイタル


いや、もう、すばらしい演奏でした。

原博巳さんといえば、既に日本を代表するクラシカル・サクソフォン奏者
なんてことはこのblogをごらんの方なら先刻承知でしょう。
予想通り、ロビーでは示し合わせたようにいつものメンバーが勢ぞろいです。
まるで出欠をとっているかのようです(笑

さて、前半は邦人現代作品、後半はフランス近代作品というプログラム。
最初のピアニッシモの音が発せられた瞬間、既に原さんの世界です。
真っ白で大きいキャンパスに水彩画が自在に書かれていくような
非常に純度の高い演奏です。

後半のフランスの作品でも、ベクトルこそ若干違うものの純度はそのまま。
レガート・スタッカート・タンギングなどの通常の奏法でも
高音域・重音・スラップタンギングなどの特殊奏法でも
全く安定していて圧倒されるばかりです。
でも、その技術はあくまで手段であり、目的は演奏であることも明白で
小細工のない正統的な表現をストレートに感じることができます。

原さんの演奏(と音楽に向き合う姿勢)の特徴は、失礼を承知で言えば
常人を超えたストイックとさえいえる集中力と思っているのですが
白状すると、私はこれまでその集中力に圧倒されて少々苦手意識がありました。
(イコール音楽を聴く側にもその集中力を要求されるように感じていたのです)
しかし、私の聴く姿勢に余裕が出てきたのでしょうか、今日の演奏を聴いて
気の強さよりも音楽表現の豊かさを楽しむことができました。

共演のピアノの野原みどりさんも実にみごと。
音の処理や音色、息遣いまで細かい配慮が行き届いていて、
単なる伴奏ではなく、原さんと一緒に音楽を作り上げていました。

アンコールは、ピエルネのカンツォネッタ。プログラムの意図や
最後の曲(デクリュックのソナタ)と近い調性を意識されたのでしょうか??

すばらしい演奏を心から楽しむことができ、気持ちよく家路につきました。
原さん、みなさん、おつかれさまでした。
  1. 2008/06/20(金) |
  2. 音楽|
  3. トラックバック:0 |
  4. コメント:0

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック(このblogへの言及があるもののみとさせていただきます。)

トラックバックURLはこちら
http://mcken.blog1.fc2.com/tb.php/1253-8caa306e
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。