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リエゾン・サクソフォン・アンサンブル 第1回定期演奏会

このご時勢、職場でも残業を極力削減するよう指示が出てるので
平日でもわりと演奏会に行きやすいという、ちょっと複雑なこのごろ。

リエゾン・サクソフォン・アンサンブルリエゾン・サクソフォン・アンサンブル 第1回定期演奏会
指揮 家田厚志 浜離宮朝日ホール 19:00~
・アイネ・クライネ・ナハトムジーク (モーツァルト)
・ピアノ協奏曲 (グリーグ) ソロ:野原みどり
・マ・メール・ロワ (ラヴェル)
・ホルベアの時代より (グリーグ)
[・アンコール トレパック/ロシアの踊り (チャイコフスキー)]


野原武伸氏が中心となって結成された団体だそうで、おそらく、野原氏が留学中に参加されていた、セルジュ・ビション氏率いるフランス国立リヨン音楽院のサクソフォン・アンサンブルを意識されたのでしょうか。関西で活動しているミ・ベモル・サクソフォン・アンサンブルの前田昌宏氏も、やはりリヨン音楽院に留学していたことは、けして偶然ではないのでしょう。

メンバーは、野原氏のほか、アルトが貝沼拓実氏、テナーが大栗司麻さん、バリトンが原博巳氏、と、国内の中堅サクソフォン・プレイヤーの豪華顔ぶれですし、さらに成田徹氏、持田崇氏、小山弦太郎氏、鈴木啓人氏、今回は、メンバーの代理で、先日の管打楽器コンクールで2位に入られた伊藤あさぎさんも参加、と各所でご活躍されている方々ばかり。

それにしても、アイネクライネやホルベアの時代は、私自身もサクソフォン・アンサンブルで演奏してみたことがあるので、およその響きは想像つくのですが、精緻なガラス細工のようなオーケストレーションのマ・メール・ロワが、どんな響きになるのか、実に楽しみでした。

また、指揮者に家田厚志氏という非サクソフォン界の人材を起用したのも、注目に値すると思います。個人的な意見ですが、クラシックのサクソフォンは、歴史的な背景もあって、サクソフォンの横の繋がりはとても固いのですが、クラシック界全体との繋がりが少し薄いと思うのです。独善的・井の中の蛙にならないためにも、このような非クラシック界の血を取り込むことは重要なんじゃないかと思います。(日本の吹奏楽だって、非吹奏楽界の血が入ってきてから、ずいぶん活性化したように思うのです)

前置きが長くなりましたが、予想通りの非常に高い次元のアンサンブルは、さすがというほかありません。フレーズの一つ一つのベクトルがきちんとそろえられていて、音楽の向かっている方向が明確。あいまいなところがなく、ある意味濃厚、でもすっきりした演奏です。

ピアノのソロは、日本を代表するピアノ奏者の一人といってよい、野原みどりさん。野原武伸氏の奥さんということで、こうしてゲストが実現したのでしょうけど、サクソフォン陣が霞んでしまうような(すみません)すばらしい演奏でした。それにしても、手の動きが自然(不必要に手を高く上げたりしない)なのに、なんでこんなに打鍵がしっかりしてるんでしょう。無理のない演奏方法ゆえでしょう、流れがよどむことなく幅の広い表現が実現しています。うーん。すごい。

楽しみにしてたマ・メール・ロワは、さすがにアタマに刷り込まれているクリュイタンス/パリ音楽院の響きには少々遠いものの、曲の後半に進むにつれて、どんどんいい響きを感じるようになりました。サクソフォン・アンサンブルでもここまで表現が可能かとあらためて驚きました。

ホルベアの時代は、先述のとおり自分でも演奏したことがあるわけですが、さすがに次元が違いました。弦楽合奏を意識しつつも、サクソフォンのよさも同時に感じる演奏でした。

終わってみれば、もちろん全体の響きもよかったのですが、マ・メール・ロワでの大栗さんのソロ、ホルベアの原さんのソロ、そして、曲の随所をすっかり貝沼ワールドに染め上げていた貝沼氏のリードが印象に残るという不思議な演奏会でした。貝沼氏の演奏は、アンサンブル以外では初めて聴いたのですが、第4回アドルフ・サックス国際コンクール3位入賞だけあって、こいう演奏でもその実力を感じることができました。そういえば原さんは第3回の1位ですし、すごいメンバーが揃った団体だ。。
  1. 2009/02/27(金) |
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