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祈り

祈り 宗貞啓二&大代恵

「Oraisons 宗貞啓二(sax)&大代恵(org) デュオ・コンサート」
 Brain Music OSBR 26049
  2009/12/23 エリザベト音楽大学セシリアホールでのライヴ
 ・コル・二ドライ(ブルッフ)
 ・ミサのための5つの小品(グリュネンヴァルト)
 ・コラール・ヴァリエ(ダンディ)
 ・5本のサックスとパイプオルガンのための「天気輪の柱」(笠松 泰洋)
    /w サクソフォン・カルテット・エリザベト音楽大学サクソフォン研究会
 ・祈り(ソーゲ)
 ・アヴェ・マリア(カッチーニ)
 ・ロマンス~サクソフォン協奏曲より(ビンジ)
 ・アリア(ボザ)
 ・カンティレーヌ(カルル)



サクソフォンとオルガンという組み合わせは、実はレコーディングではけっこうあって、私も何枚か持っています。広い意味での管楽器であるオルガンと、甘く華々しい音色のサクソフォンの組み合わせは、ある意味で管楽合奏と言えるかもしれません。ただ、実際に生で演奏を聴く機会はなかなかありません。西欧圏だと、教会で演奏するというシチュエーションも多いから、もう少し実演もあるんでしょうか。

収められた曲の中で、この編成のためのオリジナルは「天気輪の柱」と「祈り」(ちなみにミサはオルガンのみの作品)。特に後者はオルガン奏者でもあったフランスの作曲家、アンリ・ソーゲが第5回サクソフォン・コングレスのために作曲し、ロンデックス氏が初演したということは聞いていたものの、録音もなく、私にとっては長いこと聴いてみたい曲の一つでした。4本のサクソフォンを持ち替えるという設定の派手さとは逆に、タイトル通り内面的な深みが必要とされる曲ですが、CDから流れてくる音楽は圧巻のひとこと。宗貞氏が初演を務めた「天気輪の柱」にどことなく和の響きを感じるのは、やはり作曲者が日本人だから?。コル・ニドライやコラール・ヴァリエなども、思わず正座して聴いてしまうような繊細で深みを感じる演奏です。この深さは、少し歳をとらないとわからないかもしれません。。(セリフがおやぢ臭い)

宗貞先生の音色は、最近の傾向である軽い音色とは全く違う(しかし重くもなく)、密度の高い音色が印象的です。フランス南部で陽の光をたっぷり浴びたブドウから作られよく寝かされた赤ワインのような、奥行きの深さと品のよさを感じます。宗貞先生、もう還暦越えのはず。日本のサクソフォンを支えられてきたこの世代の方々、まだまだ現役で円熟した演奏をもっともっと聴かせていただきたいです。

ディレクターは大森義基氏である点も、CDの仕上がりにプラスに作用しているように思いました。
  1. 2010/04/09(金) |
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