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雲井氏のリサイタル




昨日は、なんとか仕事を抜け出して、雲井雅人氏のリサイタルを聴きに行ってきました。

プログラムは以下のとおり、実に意欲的な内容。

 ・イタリア協奏曲(バッハ/大野理津編)
 ・サクソフォン協奏曲(グラズノフ/伊藤康英編)
 ・サクソフォン協奏曲(ラーション/成本理香編)
 ・ブランデンブルグ協奏曲*(バッハ)
   雲井雅人(sax)
   クァルテット・グラーツィア(Vn.相原千興 磯田ひろみ Va富田大輔、Vc寺井創)
   藤井亜紀(p)
   *菅原潤(fl)*庄司知史(ob)

予想はしていたけれど、サクソフォンの演奏会という次元ではなく一般的なクラシックの演奏会として素晴らしい演奏でした。

ブランデンブルグ協奏曲第2番は、かつて、カザルスがプラド音楽祭でトランペット奏者の替りにマルセル・ミュールのサクソフォンで演奏したという、クラシカル・サクソフォン奏者にとってエポックメイキングな曲(クレンペラーの指揮による録音もあります)。今回はこの曲を、フルートの菅原氏、オーボエの庄司氏という国内屈指の強力ソリストとの共演による実現です。

ラーションの演奏も印象に残りました。新古典的な響きのする、フラジオ音域(一般的な音域より上の演奏困難な音域)を駆使した難曲を、実に愛着を持って楽しそうに演奏されている姿が印象的でした。演奏終了後「(曲のことが)好きすぎちゃって緊張しちゃったよー」とおっしゃってましたし。編成が小さい分、やや大胆に整理されたハーモニーやリズムがすっきり浮かび上がり、音楽の輪郭が明確になってたのも好印象でした。

アンコールは、アルルの女よりメヌエット。フルートのソロ曲としてあまりに有名なこの曲を、菅原氏を差し置いてサクソフォンで吹くという、雲井氏以外であれば暴挙としか言えない(笑)演奏。ちなみに、フルートはアルト・サクソフォンのパートを吹いていました。

雲井氏は既に五十を過ぎ、確固とした演奏スタイルを築き上げていますが、試行錯誤しながらさらに新しいことにチャレンジし、自分をさらに高めていこうとするポジティヴな姿勢が感じられます。次に雲井氏がどこに向かって行くのかまだまだ目が離せませんし、これからもそれを聴き続けることはクラシック音楽愛好者の端くれとして実に楽しみでもあります。
  1. 2010/05/21(金) |
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