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安井寛絵さんのリサイタル

昨日になりますが、安井寛絵さんのリサイタルに行ってきました。

日時 6月8日(火)18:00会場 18:30開演
場所 ティアラこうとう 小ホール
曲目 ナイトバード(田中カレン)sax+electronics
   恋歌より暗い道(細川俊夫) sax+mezzo
   舵手の書(野平一郎) sax+mezzo
   ミステリアスモーニングⅢ(棚田文則)saxsolo
   幻想即興曲(A.ジョリヴェ) sax+piano
   伝説(A.カプレ) sax+piano
   ソナタ(E.デニゾフ) sax+piano
出演 saxophone 安井寛絵
   mezzo soprano 望月友美
   piano 羽石道代
   electoronics 田野倉広向



ご案内の日記にも書いたとおり、安井さんの帰国後実質的に初のリサイタルとあって、前半にフランスにゆかりのある邦人作曲家による作品、後半はフランスのスタンダードなサクソフォン・レパートリーで構成されたプログラムですが、これだけコンテンポラリーな作品を集めた上、最後をデニゾフで締めくくるという点に並々ならぬ意欲を感じます。が、それは意欲であると同時に、彼女がフランスで得たものをストレートに体現する、必然的なプログラムでしょう。これまでの彼女の経歴から察するに、曲目を見た時点でこのリサイタルが素晴らしいものになることは間違いないと確信していました。

18時半の開演時間には流石に間に合わず、1曲目が聞けなかったのが残念(ロビーで聞いてました)。客席は満席(チケットは完売)、一番前しかあいてなくて、かぶりつき席で聴くことに (^-^;

声楽とサクソフォンによるユニークな2曲では、安井さんは楽器を器用にコントロールし、声楽とのバランスを重視した演奏を心がけてるようでした。歌の望月さんは、まったくブレない安定感がすごい。後半、ジョリヴェでは短い曲の中で起承転結を意識してか時にはコミカルに、次のカプレの曲はドビュッシーを思わせる独特の和声にただよう甘い(でも甘すぎない)響きを漂わせてたのも印象的。彼女の師匠ドゥラングル氏やクリスチャン・ヴィルトゥ氏のようなクールでストレートな演奏スタイルを予想していたので、曲に応じてオーバーなくらい自在にスタイルを変えていたのは少々意外でした(もちろんこの原因は私の先入観にありますが)。

ミステリアスモーニングとデニゾフの2曲は圧巻。これまで暗譜するくらい何度も演奏してきたのでしょう、技術的な完成度はもちろん、小柄な体格からは想像できないほどスケールが大きく、迫力だけでなく説得力がありました。音量・息の入り方も他の曲より1ランク上だったような気も。特に、ミステリアスモーニングではソプラノのベルの先3メートルほどのところに座ってたので、フォルテッシモの直撃 (^^;

その一方、演奏中一つ一つの曲への眼差しから、演奏の安定感が膨大な努力の積み重ねの結果であることも感じました。いや、その理由はうまく文字で表現できないのですが。。いずれにしても、ある意味このリサイタルまでがフランス留学の延長であり総決算であり、フランスで得たものを彼女なりに昇華し現時点で表現しうることをこのリサイタルで最大限体現できていたと思います。

一つ残念だったのは、あまりに前に座ってしまったため、カッコいいピアノの羽石さんの指づかいが見えなかったこと。これはかなり悔しいです(笑)。日本でも序々に活躍を広げつつある安井さんが、活動の方向をどちらに向けて行かれるのか、楽しみに見ていきたいです。
  1. 2010/06/09(水) |
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