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人柄が出た演奏会

このところ、サクソフォン関係の演奏会が立て続けにありすぎて、実はサクソフォンおたくでない(自分ではそう思ってます)ので片っ端から行こうなんて絶対思わないのですが、でもやはり何かの縁でご一緒した機会のある方のリサイタルは聴きに行くのが人情。昨日は、先日縁あって杯を酌み交わした田村哲さんのリサイタルを聴きに行きました。


田村哲さんのリサイタルチラシ「田村 哲 サクソフォンリサイタル」
  田村 哲(saxophone) 榮 萌果(piano)
  みなとみらいホール 小ホール 19時開演
   ・プレリュードとサルタレロ(プラネル)
   ・ソナチネ(デュボワ)
   ・ソナタ(デクリュク)
   ・ビート・ミー(コッククロフト)
   ・バラード(リード)
   ・ヴァイオリン・ソナタ(フランク)
   ・(アンコール)ヴァカンス(ダマーズ)





なんと、400席強のみなとみらいホールのチケットがソルドアウト!というすごい事態。しかも、お客さんは都内のコンサートでは必ず見かけるサクソフォン関係の方が少なく、ほとんどが地元の教え子とそのご父兄、音楽関係者(+一部芸大関係かな)のようです。これも、田村さんの人柄のなせる技でしょう。(私もその人柄にひかれた一人であるわけです。)

ステージに出てきて少々緊張気味のようにも感じましたが、演奏が始まってしまえばすごい集中力。聴いていたのが一番後ろの席だったので、細かい息遣いまで聴き分けられなかったのですが、温和で朗々とホール全体に響き渡っていた音色が印象的でした。曲間で「初めてクラシックのサクソフォンのコンサートに来たけど、いい音色だねー」なんて声が聞こえてきたりしました。そう、こういう方々に積極的に演奏の場に来てもらうことは、すごく大事なことだと思います。

今回のプログラムの中で唯一異色なのが、オーストラリアの作曲家バリー・コッククロフトによる「ビート・ミー」。スラップタンギングや重音など特殊奏法を駆使して、ジャズやロックのビートを感じさせる曲で、それまではフランス系のいかにもクラシカルサクソフォンな曲が続いてたのですが、この曲が始まった途端、周りの人も聴き耳を立ててました。いやーかっこいーぜー!

サクソフォンで演奏する機会も多いフランクのソナタは、私も何度か実演に接してますが、田村さんの演奏はとてもストレートでフレッシュ。有無を言わさず聴き手をペースにぐいぐい引き込んでいきます。30分近い大曲ですが最後までベクトルがずれることなく、おそらくご本人もエンディングに向けて体力と精神力を振り絞ったのでしょう。田村さんが10年後、20年後にまたこの曲を取り上げるとしたら、どんな演奏になるのだろう、、なんて思ったりして。

アンコールのヴァカンスも素敵でしたが、一番印象に残ったのは移りゆく和音の上を美しい音色が漂うリードのバラード。夢見るような響きは、きっと田村さんの心そのものなのでしょう。素敵な演奏をありがとうございました。

  1. 2010/06/15(火) |
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