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セカンド・バトル

セカンドバトル


「セカンド・バトル ブレーン・アンサンブル・コレクション Vol.15」
  ヴィーヴ!サクソフォン・クヮルテット
 ・アリオンの琴歌(八木澤教司)
 ・のっぴきならない虹~サクソフォン3重奏のための3つの小品(福島正和)
 ・セカンド・バトル2(天野正道)
 ・海にまつわる三章(石毛里佳)
 ・喜歌劇「メリー・ウィドゥ」セレクション(鈴木英史編)
 ・グリーン・スリーヴス・ファンタジー(戸田顕)
 ・アミューズメント・パーク組曲(高橋宏樹)
 ・サクソフォンズ・スタディーズ第2番(菊池幸夫)
 ・リベルタンゴ(ピアソラ/浅利真編)


ブレーン・ミュージックから楽譜が出版されている曲を収録したCD。いわば、デモ演奏的なCDといえるでしょう。既にサクソフォンはこれが「サクソフォンズ・スタディーズ」「イマージュ」に続く第3集となり、第1集からからすべてヴィーヴ!サクソフォン・クヮルテットが演奏しています。

すみません、以下辛口でいきます。

このCDですが、演奏は技術的にはまったく破綻なく、音符を音にするという点はみごとです。ですので、楽譜を購入するか検討するかどうかの判断材料とするか、あるいは楽譜を購入して実際に演奏する際に曲の概要をつかむための材料とするか、いずれかの目的のためならば購入の意義があるでしょう。しかし、これらの曲をクラシック音楽の一部として聴いて楽しむ、という点にはちょっと無理があると感じました。

録音は、埋もれやすい内声部の動きはかなり明確に聴こえますが、ヴィーヴ!SQの特徴(と私が勝手に思っている)である、バリトン・サクソフォンがリードする生き生きとした音楽がこの録音からあまり聞こえてきません。全体によく鳴っているし、バランスもけして悪くはないのですが、音の生々しさが後退しているからか生命力があまり感じられないのです。セカンド・バトルは、音符は綺麗に揃っているのに、曲のドキドキ感、掟破り感が伝わってこなくてもどかしく思いました。小串さんのバトルの演奏が耳に刷り込まれてるせいだとは思うんですけど、この曲は吹き流すなんてことをせず、ゴリゴリやってほしいなぁ。この曲に関しては、ヴィーヴ!さん、そこまでこの曲に思い入れはないのかなぁ、ちょっと腰が引けてるような。その点リベルタンゴは思い入れの入り具合がぜんぜん違います。。

あと、録音そのものにも原因があると思いますが、作品そのものの魅力も不足しているようにも感じました。作曲者がストーリーを描きすぎてその結果曲の説得力がなくなってると感じる作品、このフレーズってサクソフォン向きか?と疑問を感じる箇所が多かった作品、同質性の強い音色で演奏されるゆえにせっかくの細かい仕掛けが聞こえてこない作品。このCDを聴いて楽譜を買って自分でも演奏してみたい、という曲は残念ながらほとんどありませんでした。それにしても、なんでサックスというとすぐにジャズやポップス系要素を前に出してくるのかな。ジャズやポップスを持ち出す必然性が感じられない限り、クラシック音楽としての意味はないと思うんですが。。

一方、楽しめたのは、メリー・ウィドゥのセレクション、これは元の曲の良さを活かした編曲が印象に残りました。さすがに吹奏楽大編成と比べると表現の多彩さは後退しますが、せめてAATBではなくSATBで聴いてみたいな(楽譜はオプショナルでソプラノあり)。これと、単純明快で楽しいアミューズメント・パーク組曲。ストーリをいじくりまわさず、ストレートでいい。せっかくだからもう少し曲が長いとさらにおもしろかったと思うんですが、3重奏なのに4重奏の表現力にも劣らないのはすごい。

ネガティヴで上から目線的なことを書きましたが、これがこのCDを繰り返し聴いた正直な感想ということで。。


  1. 2010/08/31(火) |
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