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佐野功枝さんコンサート

名古屋で活動されているクラシカル・サクソフォン奏者、佐野功枝さんのコンサートを聴いてきました。

佐野功枝さんコンサート


「佐野功枝サクソフォン・コンサート」
  石森楽器店B1Fイベントスペース 19:00開演
     佐野功枝、雲井雅人(sax) 仲地朋子(p) 鈴木亜子(contrabass)
  1部 佐野功枝ソロ
   ・りす(デュボワ)
   ・FANTASY(山里佐和子)[委嘱初演]
   ・前奏曲と4つのおとぎ話(山里佐和子)
  (ゲスト)雲井雅人ソロ
   ・ロシアの歌(ラロ/ミュール編)
   ・美女のまなざし(グラナドス)
  2部 雲井雅人・佐野功枝デュオステージ
   ・トリオより1・2楽章(ルイエ)
   ・デュオ K.379(モーツァルト)
   ・チョコレートダモー(伊藤康英)
   ・さとうきび畑(寺島尚彦/伊藤康英)   
   ・木星のファンタジー(伊藤康英)
  アンコール
   ・めぐり逢い(北浦恒人)

佐野さんのCD「Fairly Tail」を聴いて以来、ぜひ実演を聴きたいと思っていたのですが、東京でのコンサートというまたとない機会。1曲目のりすは、小柄な佐野さんご自身のテーマ曲だとおっしゃってましたが、ちょっとまだ緊張されたかな。2曲目の FANTASY は、佐野さんの出身地静岡の民謡「ちゃっきり節」をモチーフにした委嘱作品で、日本民謡が西洋のハーモニーの中できれいに響いているのが印象的でした。いい曲だなーと思いましたが、ハイトーンや跳躍の音列など、かなり難しそう。。3曲目はCDにも録音されていた曲で、実演で聴くと一つ一つの物語の描き分けもよく伝わってきて、いっそう曲が生きて聴こえます。

雲井氏の演奏はアドルフサックス工房で約100年前に作られた楽器、つまりピリオド楽器による演奏。今の楽器の華やかで金属的な音とは違う、どことなく土臭くて温かみのある音色です。SPレコードから復刻されたCDで聴くマルセル・ミュールの音色にかなり近いものがあります。そして選曲が素晴らしい。音大の図書館の古い楽譜から発掘されたとのことで、この響きでこの曲、とても納得できます。本日は2曲だけでしたが、もっとこの楽器による演奏を聴きたいです。

休憩を挟んでデュオ演奏。こうして聴いてみると、佐野さんの自然体でのびのびとした演奏と、雲井氏の演奏スタイルが実はかなり近いところにあることにあらためて気づきました。テンポ感や細かいニュアンスの取り方が無理せずベクトルがあってます。師弟関係だからということもあるでしょうけれど、これはデュオ演奏の妙。ルイエのトリオではピアノに加えてコントラバスが加わります。説明によれば昨日の合わせで入ってもらったらよかったので、とのことでしたが、通奏低音がきれいに鳴っているようで、室内楽的ないい響きでした。やはり弦低音が入ると、音楽の動きが骨太になっていいですね。

アンコールのめぐり逢いまで、どの曲も「サックス」じゃなくて「音楽」が聴こえてきた、素敵なコンサートでした。

  1. 2010/09/10(金) |
  2. 音楽|
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