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OEK/井上道義氏の新譜



グノー、ブトリー、グルダ
 井上道義指揮 オーケストラアンサンブル金沢
 須川 展也(sax)、ルドヴィート・カンタ(vc)
 Warner WPCS-12385 2009/9・2010/3 石川県立音楽堂コンサートホール[Live]
 ・小交響曲 変ロ長調(グノー)
 ・アルト&ソプラノ・サクソフォンと管弦楽のための協奏曲(ブトリー)
 ・チェロとブラス・オーケストラのための協奏曲(グルダ)



オーケストラのアルバムではあるものの、実質的に管楽器が主役の曲ばかり。もちろん、チェロの協奏曲はメインは弦だけどバックがブラオケ。グノーは9本の管楽器のための曲。

小交響曲、これまでにも何度か聴いたことがあります。しかしこういう演奏で聴くと、フレーズの取り方や楽器の重ね方など、やっぱりグノーっぽいチャーミングで端正な曲だな、と思いつつ、どことなくアグレッシブに聞こえるのはグノーにイギリスのテイストが混じっているから、井上氏のバトンゆえか。

サクソフォン協奏曲は、コンポーザ・イン・レジデンスだったロジェ・ブトゥリー氏の委嘱初演作品。フレーズがあまりメロディらしくないことを除けば、曲の構成、和音など、これはまっとうなクラシックの作曲技法を用いた作品。弦楽器が激しく刻む上を木管楽器が動きまわるようなオーケストレーションは、どことなく吹奏楽曲を思い浮かべておもわずニヤリとしてしまいます。須川氏のソロはライヴということもありもちろん大熱演。後半、やや技術的に苦しくなるところもありますが、それは須川氏のせいというよりは「そんなにソリストをいじめないでよ!」と作曲者に言いたくなるような (^^;

しかし、グルダの協奏曲の演奏にはぶっとびました。1楽章最初からドラムセット、エレキベースなどがビートを刻み、弦楽器はおらず(正確にはコントラバス1名)基本的にオーケストラの2管編成(フルートとバスーンは1本、当然サクソフォンはいない)。こんな妙な編成でロックやジャズがビッグバンドばりに赤面なく演奏され、かと思うと室内楽的な響きになったり、民謡やバッハをパロってみたりとハチャメチャな怪作。この曲、他にも何枚かCDを持ってるのですが、これまでは単に変な曲としか理解できていませんでした。が、今回のこの演奏は、それぞれの音楽的特性を徹底的に表に出しながら、場面転換がみごと。聞いていてなるほど、と目からウロコな演奏でした。チェロのソロにはまるでエレキギターの速弾きのようなフレーズが求められたり、超高音の高速フレーズが多用されたり、これまたソリスト泣かせ。最後の楽章は、村の楽隊の行進曲! もう、あまりに想像通りの行進曲、ピッコロのトリル、エンディングは、じゃ><<<<<ん|じゃん!とお決まりのパターン。。さすがグルダ、クラシックを壊してくれます。なんでも演奏会では、ソロのルドヴィートさん、ジーンズで登場して演奏したとか(ミラーボールがまわったとpかまわらないとか)。演奏後のオベーションもすごい(録音されてます)。すみません、この強烈な演奏を聴いてしまうと、その前のサクソフォン協奏曲の印象なんか完全に吹っ飛んじゃいます。。グルダさん、きっと天国でほくそ笑んでるんだろうなぁ、それとも苦笑いかな。。
  1. 2010/09/30(木) |
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