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冷静さをベースに計算された狂気~平野公崇氏サクソフォン・リサイタル

平野公崇サクソフォンリサイタル 2011/3/2

久しぶりで平野公崇さんのリサイタルを聴きに行ってきました。

「平野公崇サクソフォン・リサイタル」
  東京文化会館小ホール 19:00開演
  平野公崇(sax) 田中研生(piano)
   ・4つの四重奏曲op.19より 第1番ハ長調(J.C.バッハ)
   ・クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調(J.ブラームス)
   ・主よ人の望みの喜びよ(J.S.バッハ)
   ・G線上のアリア(J.S.バッハ)
   ・ゴールドベルグ変奏曲より(J.S.バッハ)
   ・(アンコール)コラール・プレリュードBWV.659(J.S.バッハ)
   ・(アンコール)平均律第1巻第2番ハ短調より 前奏曲(J.S.バッハ)


プログラムからして、もう平野ワールド全開の予感。そして予感を超えた、前半はきっちりとクラシックで、後半はバッハの曲にインプロヴィゼーションを織り交ぜた演奏を繰り広げられていました。

特に印象的だったのは、ブラームスのソナタ。原曲がクラリネットとピアノということで、そのままサクソフォンで吹いてしまうと音量のバランスが崩れることを十分意識し、音量を抑制した上でサクソフォンならではの表現を意識された演奏でした。特に高音のフラジオ音域で、そのまま吹くとまとまりのない音になってしまうフォルテを極力避けて、メゾピアノ以下の音量を多用していた点がユニークでした。サクソフォンとピアノの演奏では埋もれてしまいがちなピアノの重要なパートもくっきり浮かび上がってきます。

後半のインプロヴィゼーションも相変わらずすごい。原曲通りにクラシカルに吹いていたかと思うと、ピアノい向かって一瞬ニヤリとしたかと思うと、循環呼吸と替え指を駆使し、狂ったかのようなアグレッシヴな即興に突入します。ただ狂ったような演奏ではなく、冷静さをベースに計算された狂気は何倍も破壊力があります。

ピアノの田中研生氏の音楽づくりもみごとでした。少し後ろの席で聴いていたせいかもしれませんが、とても明瞭かつやわらかいタッチで、音量をいたずらに荒げることなく、極めて自然な音楽の流れをつくっていました。ピアノソロの演奏も聴いてみたいな。。

ある意味、今回のリサイタルはここ3年ほどの平野氏の演奏のベクトルをそのまま踏襲した内容だったと言えるかと思います。次に平野氏がどこへ向かって走っていくのか、、気になるところです。

会場ではめずらしく知り合いを見かけませんでした。客層は私よりもご年輩の方が多く、演奏中は楽章間で拍手が入ったりしてました。ある意味、サクソフォンのコンサートは身内や音楽関係者が多いので、楽章間で拍手が入ることはめったにないですけど、楽章間の拍手がはからずも客層の違いを映し出していました。
  1. 2011/03/02(水) |
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