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原博巳さんのリサイタル

原 博巳 サクソフォンリサイタル
東京文化会館小ホール 19時開演
ピアノ:野原みどり
・6つの練習奇想曲より(マシス)
・コラール・ヴァリエ(ダンディ)
・ラプソディ(ヴェローヌ)
・ソナチネ・スポルティヴ(チェレプニン)
・ソナチネ(パスカル)
・プレリュード、カデンツァとフィナーレ(デザンクロ)
・室内小協奏曲(イベール)

原さんといえば、とても穏やかだけどとことん真面目でストイック、というイメージがあります。正直に言えば、私のようなちゃらんぽらんなアマチュアからすれば、原さんの真面目さの前にはしっぽを巻いて逃げ出してしまうしかない、のです。それでも直接お話しする機会があったりネットでやり取りすることがあると、どうしてどうしてとても温和で、言動のひとつひとつがていねいなので、ますます恐縮してしまうのです。

今回の演奏では、ストイックさは少し後退し、余計な誇張表現はていねいに避けて曲そのものに音楽を語らせているように感じました。別の言い方をすれば、曲の本質の部分をずばっと掴んでさらりと演奏してしまう、、もちろんそれは卓越したテクニックとセンスがあってこそなのですが。原さんのサクソフォンはもちろん、野原さんのピアノもまったく同様。野原さんのピアノも相変わらずすばらしいのですが、弾いているピアノに淀みがないのは野原さんの演奏姿勢に無理がなく余計な力が入っていないことも一因でしょう。これまで曲のおもしろさを理解できなかったソナチネ・スポルティヴも、聴いていてピンときましたし、もちろん難曲のデザンクロやイベールでも技術を聞かせるのではなく曲の持っている魅力そのものが飾り気のない演奏から伝わってきました。

アンコールは、イベールの物語から白いロバ。楽譜通り小細工なしの演奏なのに、この曲がロバの動作や鳴き声を模したものであることを、こんなにストレートに聞き取ることができたのは初めてです。

客席側はほぼ満員、プロ・アマとも、顔見知りの方々が大勢いらっしゃいました。終演後、CDのサインの行列の脇から、作曲家のO氏と一緒に原さんと握手だけ交わして失礼しました。いやー、こんなすごい演奏を聴いてしまうと、自分で楽器を吹くのがいやになっちゃうな。。
  1. 2011/05/09(月) |
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