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サクソフォンと中華民族楽器オーケストラの饗宴~ドゥラングル氏新譜




「氣韻-サクソフォンと中華民族楽器オーケストラの饗宴」
  BIS 1790
   クロード・ドゥラングル(Sax)、邵恩(指)台北中華楽団
 ・サクソフォン協奏曲第1番(鐘 耀光)
 ・サクソフォン協奏曲第2番(鐘 耀光)
 ・悲しみの川(民謡/彭 修文)
 ・サクソフォン協奏曲「オープン・シークレット」(田蕾蕾)
 ・タシュクルガンの陽光(鐘 耀光)


サクソフォン界の最高教育学府であるパリ音楽院の教授を務める、クロード・ドゥラングル氏の新譜は、なんと中華民族楽器オーケストラとの協奏曲録音。先日アメリカのプリズム(サクソフォン)クヮルテットと中国現代音楽アンサンブルの録音があまりに強烈だったので、この中華民族楽器オーケストラって、どんな音がするの?と聴き始めるまではかなりドキドキしました(笑)。が、意外にもエキセントリックな響きはほとんどせず、そうですね、しいて言えばマンドリンオーケストラに近いような、弦楽アンサンブル的な要素のある響きに感じたのは驚きでした。録音のせいもあるでしょうけど、この楽団のアンサンブル力の高さゆえにまとまった響きになっているのでしょうか。

1曲目の「協奏曲第1番」はドゥラングル氏の無伴奏ソロで始まり、打楽器、やがて人の声が入ってきます。派手な不協和音はほとんどなく、アジア的でありながら、構成や音階はきちんと西洋音楽のルールに則っていて、メロディ主体のわかりやすいクラシック音楽として成り立っています。とはいえメロディラインや節回しはアジアっぽく、聴いていて体に抵抗なく入ってくるのもいいですね。この手の演奏は(言い方は悪いですが)キワモノと紙一重だと思うのですが、この録音に限ってはまったくもってクラシカルな響き。「悲しみの川」では、タイトル通りのエモーショナルな響きが印象的です。かと思えば「協奏曲第2番」の終楽章や「タシュクルガンの陽光」ではテクニカルなフレーズが連続し、思わず手に汗握る聴き手をよそに鮮やかに演奏してのける様は圧巻です。

正直、ジャケットの写真を見たときは、ドゥラングル氏も歳を重ねられたなと思ったのですが、演奏の精度といいアグレッシヴさといい、まったく恐るべき演奏者です。。


さて、そのドゥラングル氏、来週21日に来日コンサートがあります。中華民族楽器オーケストラとの共演ではないのですが、氏の得意とする現代音楽(細川俊夫氏の作品の日本初演や三浦則子氏の委嘱初演作品を含む)からヒンデミット・サンジュレーといったサクソフォンとしては古典的な作品まで、充実したプログラム。今回は大阪での開催のみなので、さすがに私は行くことができず残念。興味ある方は、ぜひ足をお運びください。

参考URL(大阪音楽大学サクソフォン科講師・井上麻子さんのブログ)http://asako-inoue.blogzine.jp/saxophonique/2011/05/20110521_in_osa.html
  1. 2011/05/11(水) |
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