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[CD] Jonathan Wintringham "Walimai"




「Walimai」
 Jonathan Wintringham (sax), Erika Tazawa (p)
 Equlibrium EQ098
 ・天国の月 (長生 淳)
 ・Walimai (M.Djupstrom)
 ・Deep Flowets (E.Chambers)
 ・Spanish Cafe (G.Lynch) /w Michael Djupstrom(p)
 ・Greensilver (E.Chambers) /w Timothy McAllister(sax)
 ・Sonata for viola and piano in F major op.11/4 (P.Hindemith)


ジョナサン・ウィントリンガム氏のデビューアルバムは、どの音域でも実にクールな音色が印象的(と先日のリサイタルを聞きに行った時も思ったっけ)。どんなテクニカルな曲でも、安定感は揺るぐことなく、曲の響きを正確に紡ぎ出しています。きっとこれは師匠であるティモシー・マカリスター氏譲りなのでしょう。もちろん、それは無個性ということではなく、まずは楽譜に書かれた音楽をきちんと音にすると言う姿勢があり、その上でアグレッシブになったり高揚感を出したり、という表現もきちんとあります。聴きこむほど、細やかな音楽作りを目指していることがわかります。

収録曲の中では、アルバムタイトルにもなっている「Walimai」が印象深かったです。イサベル・アジェンテの児童文学に登場するインディアンの魔術師ワリマイを題材にしたこの曲は、ミステリアスで超絶的で、ちょっと掴みどころがないのですが、ウィントリンガム氏の演奏はこんがらがった糸をいとも簡単に解きほぐすように、明快な音楽に仕上がっています。

最後のヒンデミットのソナタでは、ウィントリンガム氏のストレートな演奏に思わず聞き手もだんだん気持ちが上ずってきます。もともとこの曲はヴィオラのためのソナタで、ヴィオラだからこそ少し大げさに抑揚のある音楽として書かれているのではいかと思うのですが、サクソフォンで演奏するとホントにストレート(すぎる)な音楽になりますね。最後まで音楽が破綻なく進んでいくのは、演奏者のセンスと緻密な計算によるところが大きいでしょう。

たしかウィントリンガム氏はまだ20代半ばのはず。まだまだ末恐ろしいほどの活躍の余地が残っていますし、期待したいところです。
  1. 2011/08/02(火) |
  2. 音楽|
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