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[CD] 小山弦太郎 "STORY"




「STORY」
 小山 弦太郎(sax), 深沢 雅美(p)

 Studio N.A.T NAT10501
  ・グリーティング・ソング[プロローグ](高橋宏樹)
  ・バラード(トマジ)
  ・ソナタ~アルト・サクソフォンとピアノのための(ムチンスキー)
  ・エレジーとロンド(フーサ)
  ・ママへの歌(ギシェール)
  ・カデンツァ(L.ロベール)
  ・オブリビオン(ピアソラ)
  ・ガーネット・ゼロ(高橋宏樹)
  ・グリーティング・ソング[エピローグ](高橋宏樹)


これまで小山弦太郎さんのソロは聴いたことがなく、小山さんといえば"Quatuor B"のバリトン・サクソフォンというイメージでした。バリトンというと、アンサンブルの先頭を切って音楽をリードしていくというイメージがあったのですが、このアルバムを聴いて実にユニークな音楽のセンスを持った方なのではないかと思い直しました。

最初と最後に配置されているグリーティング・ソングあたりは、もっとノリノリで感情移入して演奏しているかという予想を覆して、実にシンプルで、その分思わせぶり。ムチンスキー、フーサといったアメリカ系のサクソフォン・オリジナル曲でも、レンガを積み上げるように確実に音楽を創り上げていくような姿勢が感じられます。ルーシー・ロベールの何曲も、シンプルな解釈ゆえに曲の複雑さがますます明らかになるという、不思議な印象が残りました。

そして、ピアソラのオブリビオン、感情移入で涙グショグショというメロドラマ的な演奏が多い中、こんなに内省的で潔い演奏は初めて聴きました。この曲はどうしてもオリジナルであるピアソラの、テンションが高くて慟哭的な演奏と比較してしまうのですが、小山氏の演奏はピアソラの演奏とは違った方向からこの曲の持っている本質的な部分に迫った演奏といっていいと思います。

このアルバムのメインとなるバラード、、うーん、やはりこの曲は難しい。CDのジャケットにボールに乗ったピエロが書かれている通り、この曲は道化的な要素があるのですが、ここで演奏されている道化師はカラダのキレのよい軽快でアクロバティックな道化師かな。

今度はソロの生の演奏を聴いてみたいし、また Quatuor B の演奏を聴くときも今一度バリトンに注目して聴いてみたいと思います。
  1. 2011/08/16(火) |
  2. 音楽|
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