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[CD] Michel Krein Saxophone Quartet

Saxophone Recital by Wataru Satoh


「Michel Krein Saxophone Quartet」
 Saxophone Classics SC4003
  ・セヴィリャ(アルベニス)
  ・8本の管楽器のための小組曲より 夢(F.チャグリン)
  ・エレガントに(ラングフォード)
  ・むかしの歌(ピエルネ)
  ・ミカエルの行進曲(G.ヴィンター)
  ・ガヴォット(A.ブルノー)
  ・秋に(マクダウェル)
  ・劇音楽「逸楽の王」より マドリガル(ドリーブ)
  ・イエスの小さな祈り(G.グロヴレス)
  ・ゴリウォッグのケークウォーク(ドビュッシー)
  ・小組曲(フランセ)
  ・スケルツィーノ op.18-2(モシュコフスキー)
  ・前奏曲とダンス(C.ダキン)
  ・ユーモレスク(チャイコフスキー)
  ・弦楽4重奏曲「皇帝」より メヌエット(ハイドン)
  ・アンダルシアの騎士(クレリス)
  ・序奏とスケルツォ(クレリス)
  ・幻想小曲集より きまぐれ(シューマン)
  ・カプリチォーソ(M.クレイン)
  ・スケルツォ・ア・カプリチォ(メンデルスゾーン)
  ・弦楽4重奏曲第16番より メヌエット(モーツァルト)
  ・真夜中の太陽(F.ハートリー)
  ・ダンス・ガヴォット(H.B.ガーディナー)
  ・ワルツ・カプリス(M.クレイン)



ジャック・ブライマーといえば、ロイヤル・フィル、BBC響、ロンドン響とイギリスのトップ・オーケでクラリネットの首席奏者を務めた伝説的な奏者。オーケストラのソリストとしての名演はもちろん、協奏曲も録音しています。私が無人島に持って行くべきCDの一つとして間違いなくチョイスする、ビーチャムによるディーリアスの録音にもおそらく参加しているはず。そんなクラリネット奏者ジャック・ブライマーですが、若い頃はダンスバンドでクラリネットのみならずサクソフォンも吹いていたとのこと。オーケストラでの持ち替えも担当し、ソリストとしての録音も少なからずあります。後にイギリス・クラリネット&サクソフォン協会の会長も務めました。

そのブライマーがマイケル・クレイン・サクソフォン4重奏団に招かれたのは、同楽団のソプラノ奏者でリーダーだったマイケル・クレインが1965年に突然亡くなってのこと。マイケル・クレインの奥様の全面的な協力もあり(マイケル・クレインの楽器をそのまま譲ったそうな)、1970年代まで4重奏の活動を続けました。この録音は1977年にBBCスタジオで録音されたものとCanon RecordsのLPからCD化したものとのことです。

さて、演奏を聴いてみましょう。小品ばかりでどれも愛らしい曲ばかり。マイケル・クレインの自作曲やこの団体に捧げられた曲もあり、イギリスのライトミュージックの流れが持ち込まれているように感じられます。どの曲もけして人を嚇すような響きはないけれど、よく聴いているとちょっとした遊びやジョーク(エスプリではなく!)が仕込まれていたりして。音色はヴィヴラートはかけているものの輪郭がはっきりしていて、普段私たちが耳にするフランス系の華やかな音色とはずいぶん方向が違います。一部フランス系のレパートリーも演奏していますが、セヴィリャをはじめオリジナルの編曲を使っていて、おやっと思うところが多々あります。表現はフランスの団体に比べるとさらに古典的。アンダルシアの騎士なんかは、やっぱりこの騎士はイギリスのナイトだよな、と思ったり。

アルバムの表には「A Tribute to Jack Brymer」とありますが、ブックレット末尾には「dedicated to the memories of Michael Krein, Jack Brymer, Gordon Lewin, Norman Barker amd Chester Smith」レコーディングメンバーおよび前リーダー全員の記憶に献呈、と書かれています。既に全員故人。。

余談ですが、現代のイギリスのサクソフォンの鬼才ジョン・ハールはジャック・ブライマーにクラリネットを師事し、ブライマーのアドバイスでサクソフォンに転向したとのこと。ジャック・ブライマーがいなかったら、今頃イギリスのサクソフォン界はどうなっていたでしょうね。
  1. 2011/08/29(月) |
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