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[Concert] 第9回雲井雅人サックス四重奏団定期演奏会

雲Q20111003


第9回雲井雅人サックス四重奏団定期演奏会
 ~スペシャルゲストにティモシーマカリスター氏を迎えて

 10/3 19:00~ ルーテル市ヶ谷ホール
  ・調和の霊感(ヴィヴァルディ)
  ・3つの小品(スカルラッティ)
  ・オーボエ協奏曲(マルチェッロ)Solo:ティモシー・マカリスター
  ・サイドウォーク・ベンド(レンスカ・フローリク)日本初演
  ・ミサ・ヴォティーヴァ(生野裕久)
  ・Every Thing Must Go(マーティン・ブレズニク)日本初演



チケットはソウルドアウト、開演ギリギリにホールに着くと、もう補助椅子の後ろの方しか席があいていませんでした。

前半3曲はすべてイタリアン・バロックの曲から。ピアノからメゾフォルテくらいの狭いダイナミクスの中で、響きの一体感が強く印象に残りました。もともとこの時代はチェンバロにしろ弦楽合奏にしろダイナミクスは大きくなかったはず、、、なんてことを意識されての演奏なのでしょう。たとえばスカルラッティの1曲目(サックス吹きにしかわからない表現で失礼)、第1テーマの最後の繰り返し直前の音量を意図的に押さえたり、エンディングでさえもフォルテッシモに持っていかずメゾフォルテ程度で集束したり、というあたりに、この団体の美意識の一片を感じました。

マカリスター氏のソロを聴くのは昨年に続いて2度目ですが、曲の様式を的確にとらえてそれにふさわしいスタイルでの演奏が印象的です。もちろん技術的に正確に演奏するだけではなく、凡庸な言い回しですが演奏する楽しさ、喜びが伝わってくるのがさすがです。マルチェッロでもイタリアン・バロックによくある技巧的な装飾音符をまったく嫌味なく披露しながら、万華鏡のようなきらきらひかる響きを振りまいていました。

後半はコンテンポラリー作品。サイドウォーク・ベントはバリトンが刻むウォーキングベースとソプラノ・アルトのテュッティの奏でる相容れない動きの対比の間に割って入ってくる、ちょっとブルースがかったテナーがカッコイイ。なんだか、とてもこのカルテットの各奏者のキャラクターにふさわしい曲だったような。。。最後の曲、2楽章「G.L.を悼んで」は、作曲者の師匠であるジョルジュ・リゲティの作風に見られるトーン・クラスターやミニマルミュージックの様式が多用されていて、思わずニヤリ。楽章の最後が上昇形で消え入るように終わるのは、リゲティが天に召されたことを暗示しているのでしょうか。続く3楽章「思慮深く、控えめに」では一転深い悲しみを懐にしたような、強いエモーショナルな響きとなります。この曲は特におもしろく聴きました。

アンコール1曲目の曲名わからず(教えてください!)、2曲目は彼方の光。以前も日記に書いたけど、この曲、倍音を使って壮大な音空間を築き上げている雲Qの演奏を聴いてしまうと、他の団体の演奏を聴けなくなってしまいます。。

雲Qは、毎回貪欲に新しい音楽を聴き手に大胆に、時には変化球のようにぶつけてきます。次のボールはシュートか内角ぎりぎりか、それともその前に一呼吸牽制球で間合いをるのか、、、、期待しています。
  1. 2011/10/03(月) |
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