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[CD] Carrefour Saxophone Quartet

Woods Carrefour Saxophone Quartet

"Woods"
 3つの即興曲(フィル・ウッズ)
 ディア・ヘッド・スケッチより(フィル・ウッズ)
 3つの即興曲(フィル・ウッズ)より エクステンション別テイク



July arrefour Saxophone Quartet

"July"
 3楽章形式の4重奏曲第1番(ボブ・ミンツァー)
 歌劇「妖精の女王」より(パーセル)
 7月(マイケル・トーク)



広島で活動を行なっているカルフール・サクソフォン・クヮルテットの名前は聞いたことこそあったものの、実際に演奏に接する機会がありませんでした。エリザベト音楽大学を卒業後フランスに留学された経験をもつ宮田麻子さんが主宰、早稲田のジャズ研出身の藤井政美氏がレギュラーメンバーのほかは演奏する曲によってメンバーを変えるというユニークな活動をされていらっしゃるとのこと。このたび2枚のミニアルバムをリリースされたのを知って早速購入しました。

ジャズ・サクソフォンの大御所フィル・ウッズの手によるサクソフォン4重奏のオリジナル曲を集めた"Woods"。3つの即興曲ではビバップ系の響きが随所に出てきますが、スマートなだけの演奏ではなくどことなく"黒い"響きがします。1楽章のオプショナル・エクステンション部分を、演奏者/ソリストの違う別テイクを収録してあるのも一興。調性が明確でややもするとノリだけで切り抜けてしまいそうなディア・ヘッド・スケッチでも、ソロのバッキングの音の処理をはじめ説得力のある演奏です。楽譜に手を加えているようですが、各楽器に振り分けられているアドリブソロもばっちりきまっていて曲を引き締めるスパイスになっています。

もう1枚"July"は、マイケル・トークのミニマル風のタイトル曲をメインに選曲されています。音色やフレーズの均質性を追求するよりも、曲の持っている躍動感やきらめきを全面に出している演奏。同じようなフレーズが続きながら、さまざまな表情が聞こえてくるのが楽しいです。ファンクやラテンなどの要素も積極的に取り入れているジャズ奏者、ボブ・ミンツァー作曲の4重奏曲でも曲の持っているさまざまな要素が表現されていて、興味深く聴きました。

地方を拠点に活動している演奏団体の状況はなかなか情報が入ってこないものですが、録音を通じて活動の一端を知ることができるのはとてもありがたく、機会があればぜひ生の演奏もお聴きしたいものです。2枚の収録曲のうちJuly以外は私もひと通り吹いたことがあるのですが、この2枚のアルバムの掘り下げ方の深さや視点の定め方はたいへん参考になりました。クラシカル・サクソフォン吹きでも、この手の曲はこのレベルまで突っ込んだ演奏をどんどんしてほしいものです。

このCDは、宮田麻美さんのサイトから入手することが出来ます。
http://web.me.com/kiginokoe/miyata-mami/
  1. 2011/10/06(木) |
  2. 音楽|
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