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[CD] Sergey Kolesov(sax) "Ritorno"



Sergey Kolesov(sax)「Ritorno」
Sergey Kolesov(sax), Elena Grinevich(p) (r)2012
 ・コンチェルト=カプリス(G.カリンコヴィッチ)
 ・ノクターン~マスカレードより(A.ハチャトゥリャン)
 ・剣の舞~ガイーヌより(A.ハチャトゥリャン)
 ・ロマンス(R.グリエール)
 ・古い様式による組曲(A.シュニトケ)
 ・アヴェ・マリア(E.パドガイツ)
 ・鏡の中の鏡(A.ペルト)



2006年のアドルフ・サックス国際音楽コンクールの優勝者、セルゲイ・コレソフ氏。2年前デビュー・アルバムを聞いた時も鮮やかな演奏に驚きましたが、セカンドアルバムはロシアの作品を集めたコンセプチュアルなもの。サクソフォンのためのオリジナル作品はカリンコヴィウッチとパドガイツの2曲だけだけど、他の曲もまるでサクソフォンのために書かれたかのような無理のない演奏と表現力がみごとです。

カリンコヴィッチの曲は、副題に「パガニーニーの主題による」とあるとおり、例の主題が様々な形で展開する技工作。息をたっぷり使ってるのでしょうか、そのフレーズも楽器が充分鳴っていて、どんどん変化していく各変奏を鮮やかに描き分けています。これは楽しい曲だなぁ、日本でももっと広まってほしい。

クラシックの名曲からの2曲が続きます。有名な剣の舞は、師匠であるグネーシン音楽大学のシャポシュニコワ氏の編曲。原曲おにない装飾音や特殊奏法がカッコ良すぎ。これ、きっとお得意のアンコールピースなんじゃないかな、と思ったりして。

ユニークなのはシュニトケの組曲。ヴァイオリンとピアノのために書かれた曲で、なるほど、古典的とあるとおりメロディ、和音、構成がとても20世紀後半の曲とは思えず、でもやっぱりシュニトケらしいとも思えてこれもなかなか興味深いです。

最後のペルトの曲は、シンプルな和音の上に繰り返し重ねられる、メロディともつかないようなコレソフ氏のサクソフォンの響きが印象的。区分で言えばミニマル音楽ということになるのだろうけど、その手法は目的ではなく手段であって、目的はゆるやかな音響空間なのでしょう。アルバムジャケットになっている吊り橋の絵、霧の中にすーっと伸びていくあたりがこの演奏と共通するものがありますね。

1982年生まれのコレソフ氏は今年30歳。ますます活躍されるのは間違いないでしょう。まだこのCDはメロディヤの公式サイトでも出ていないようですが、早く日本でも流通してほしいなぁ。

PS コレソフ氏は、10月に来日し、香川県観音寺市の国際音楽フェスティヴァルに出演されるとのことです。(この日は、同じ香川県のダッパーサクセーバーズさんの演奏会と全く重なってるんですよね、、)
http://www.city.kanonji.kagawa.jp/info/k12/120719-1.html

  1. 2012/09/10(月) |
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