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[CD] Vive! Saxophone Quartet "アディオス・ノニーノ"



「アディオス・ノニーノ~ブレーン・アンサンブル・コレクションVol.21
 ヴィーヴ!サクソフォーン・クヮルテット
 Brain Music BOCD8041
 2013/4/23-24 埼玉県三芳町文化会館(コビスみよし)
 ・アリオーソとトッカータ(坂井 貴祐)
 ・ホワイト&ブラック(江原 大介)
 ・コンヴェクション~サクソフォーン4重奏のための(中橋 愛生)
 ・ヒア(岩田 学)
 ・タンゴ・ファンタジー(織茂 学)
 ・むさしのファンタジア(三沢 慶)[3重奏]
 ・カルメン幻想曲(G.ビゼー/伊藤 康英)
 ・アンダンテとカプリチォ(木下 牧子)
 ・アンティフォナ(福島 弘和)[6重奏]
 ・アディオス・ノニーノ(A.ピアソラ/浅利 真)[6重奏]



ブレーン・ミュージックからリリースされているアンサンブル・コレクションのシリーズももう21枚目、うちサクソフォン関連は4枚、すごい勢いですね。。実質ブレーン・ミュージックから出版されている楽譜の参考音源的位置づけで、正直に言えば初期の録音は参考演奏参考演奏し過ぎていて(謎)あまり積極的に"鑑賞"する気になれなかったのですが、前作あたりからちょっと雰囲気が変わってきた、ように思います。

ブレーンでは伊藤康英氏のイトーミュージックの取り扱いを始めており、その関係か今回のアルバムには伊藤氏のアレンジによるカルメン幻想曲も収録されています。この曲を含めて5分前後の曲が多いのは、やはりアンサンブル・コンテスト向けの選曲を意識した内容になってるからでしょうか。ブックレットにはていねいな解説が書かれている上、出版社のサイトに演奏上のアドバイスが載っているのもアマチュア演奏者にとって参考になるでしょう。

異なる作曲者の曲が並んでいるので、当然ながら曲調も楽器の使い方もそれぞれ違うのがかえってよくわかります。形式をきっちり構成しながら進んでいく曲、明らかにテクニカルな面を強調したかのような曲、あくまでメロディと和音が主体の曲、ポップなリズムを取り入れつつ楽器間のアンサンブルが試される曲、、、それぞれの曲の個性をきちんと吹き分けられているのはさすがヴィーヴ!SQ。今回のアルバムからは、演奏者の自然な感興が、参考音源的なこの録音の間からも感じられるようになってきたように思います。

個人的には、木下牧子さんの初期作品である、アンダンテとカプリチォの響きが素朴で好き(サックスって、どうも派手な響きなりがちなので)。むさしのファンタジアは3重奏ということもあって軽さが楽しいし、アンティフォナの独特の音の重なりも印象に残りました。また私自身が初演に関わった曲が収録されているのも、なんだか感慨深いです。

Link: アマゾン
Link: CD Label
Link: Performer's Official Site
  1. 2013/09/09(月) |
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